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NO.78_SW-HOUSEができるまで

01:団地内商店のリノベ

(2023.01.27)

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多摩市の団地内商店街にある連棟建物一戸のリノベーション計画です。
築50年の鉄筋コンクリート造2階建てで、6戸の連棟建物の中の1戸。
1階が店舗、2階が住宅という併用住宅の形式で、1階はこれまで薬局として使われていました。
これをリノベーションして、1階を施主の事務所兼カフェ、2階を住居にする計画です。

建物の前面は広く開けていてとても環境の良い立地です。


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(左から3つ目の「十字看板」の住戸)

1階の店舗は、調剤室や陳列棚、広告など薬局を思わせる内装です。
間仕切りはほとんどないため、計画は行いやすいです。

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(壁一面の陳列棚。)

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(ガラスで内部が見える調剤室が薬局を想像させます。)

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(シャッターを開ける。)


2階は3DKの昭和を思わせる住戸。

間仕切りで細かく仕切られていますが、撤去すれば広々とした空間が作れそうです。

今ではないようなサッシなど、古い面白さもあります。

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(間仕切りで細かく仕切られた住居)


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(キッチンの造りや浴室のバランス釜など、古い仕様の設備機器。)


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(今では見ないサッシ。上部が内倒しになっている。)

施主のSWさんは古いものを好まれ、また、ご自分でDIYも行うため、工事は最低限として、DIYで完成に近づけていくことを考えています。

築50年でいたるところの仕様は古いものですが、その古さを生かしながら出来るだけ既存を生かし、DIYを多く取り入れリノベーションしていきます。

さて、どこまで工事を簡略化してDIYを使って完成に近づけるか。
まずは解体を進めていきます。