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NO56KT2-PROJECTができるまで

02:構造体の補強など

(2016.02.11)

リノベーションの工事を始める前に、地下室の漏水対策、及び構造体の補強工事を行った。

慢性的な漏水に対しては、打ち継ぎ部分の補修を行った。幸い対策が功を奏して、漏水は止まった。ただし壁のクラックからの漏水に関しては、2重壁の設置で、漏水のルートを確保することで対応した。

また、適切ではない、スリーブ貫通による大梁の耐力不足を補うために、炭素繊維により引っ張り力の補強を行った。
土木工事で多く採用される鉄筋コンクリート補強工事であり、古い高速道路やトンネル工事などに採用される工法である。
幸い上部構造は、鉄骨ラーメン構造であり、大梁への負担は比較的小さいが、安全性を高める対策を行った。

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・打ち継ぎからの慢性的な漏水

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・一部カットして、浸水場所を特定

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・漏水部分を防水工事

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・止水ボンドを塗布する

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・2重壁(スマートフォーム)で対策

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・不適切なスリーブ貫通

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・炭素繊維にて、引っ張り力の補強を行う

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・炭素繊維。強大引っ張り力がある

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・炭素繊維を2重張りして補強する

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・補強工事完成

躯体の基本性能を確保したので、これで安心してリノベーション工事に入りました。