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NO.38_TG-HOUSEができるまで

Vol.04:解体と地盤調査

(2010/夏)

これから本格的な設計に入るに当たり、古い建物の解体と地盤調査が行われました。

解体を行う過程で出現する、ガランとした内部空間から、これから出来る空間を想像してみるのも設計のシミュレーションになります。
いわば原寸の大きさ、つまり1対1の大きさの模型と考え、完成後の空間に思いを馳せてみます。

間口は狭いですが、奥行きがあるので、設計の工夫をすれば、住宅として十分快適な空間が出来るという感触を受けました。

しかし解体後の更地の状態になると、具体的な空間が見えないので、再び敷地の狭さだけが、強調されて見えてくるので、TGさんもとても心配されているようです。
更地から、新しく出現する空間をイメージすることは、一般の方にとって難しいのが現実です。


解体後、地質調査が行われました。
地質の状態を、標準貫入試験と孔内載可試験という方法で調べます。

幸い近隣データーとほぼ同じ結果で、深さ12メートル前後で支持地盤が現れてきました。
地域としては、かなり浅い地盤を支持層とすることが出来ます。

施工性から考えて、細系の鋼管杭が採用される予定です。



・解体中。駐車の車がある左側は、別の敷地。


・解体中の建物を上からみる。幅が狭いことを実感する。


・解体中の内部空間。原寸大の模型を考え、新しい住宅をイメージする。


・解体後の敷地。具体物がないので、狭く感じる。


・地質調査中。


・地中から、実際の土のサンプルをとる。


・貫入試験中。

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