オンライン設計室
Vol.04:解体と地盤調査
(2010/夏)
これから本格的な設計に入るに当たり、古い建物の解体と地盤調査が行われました。
解体を行う過程で出現する、ガランとした内部空間から、これから出来る空間を想像してみるのも設計のシミュレーションになります。
いわば原寸の大きさ、つまり1対1の大きさの模型と考え、完成後の空間に思いを馳せてみます。
間口は狭いですが、奥行きがあるので、設計の工夫をすれば、住宅として十分快適な空間が出来るという感触を受けました。
しかし解体後の更地の状態になると、具体的な空間が見えないので、再び敷地の狭さだけが、強調されて見えてくるので、TGさんもとても心配されているようです。
更地から、新しく出現する空間をイメージすることは、一般の方にとって難しいのが現実です。
解体後、地質調査が行われました。
地質の状態を、標準貫入試験と孔内載可試験という方法で調べます。
幸い近隣データーとほぼ同じ結果で、深さ12メートル前後で支持地盤が現れてきました。
地域としては、かなり浅い地盤を支持層とすることが出来ます。
施工性から考えて、細系の鋼管杭が採用される予定です。
・解体中。駐車の車がある左側は、別の敷地。
・解体中の建物を上からみる。幅が狭いことを実感する。
・解体中の内部空間。原寸大の模型を考え、新しい住宅をイメージする。
・解体後の敷地。具体物がないので、狭く感じる。
・地質調査中。
・地中から、実際の土のサンプルをとる。
・貫入試験中。
- Vol.01:はじめまして
- Vol.02:敷地調査を行いました。
- Vol.03:基本計画の提案
- Vol.04:解体と地盤調査
- Vol.05:実施設計を進める
- Vol.06:設計の完了
- Vol.07:地鎮祭
- Vol.08:鋼管杭工事
- Vol.09:基礎工事
- Vol.10:鉄骨工場検査
- Vol.11:建て方工事
- Vol.12:外壁工事_その1
- Vol.13:外壁工事_その2
- Vol.14:配管/耐火被覆工事
- Vol.15:ホームエレベーター工事
- Vol.16:足場が外れました
- Vol.17:オープンハウス
- Vol.18:最終仕上げ工事
- Vol.19:とりあえず完成写真
- Vol:20:住宅・建築事例集に掲載。
- Vol.21:狭小敷地の工法について