オンライン設計室
Vol.25:5年後の様子
5年後に再訪しました。
[2007/05/26]5年後に再訪
約5年ぶりにNO.12_hm-houseへ、伺いました。
別冊大系舎に、掲載させていただくためのヒアリングでした。
長い間伺ってなかったのですが、室内を流れる空気は以前と同じで、時間の経過を全く感じませんでした。
この住宅は、敷地がの間口が狭く、奥行きが深いいわゆるウナギの寝床とい呼ばれる形状です。おまけに隣家はくっついており、工事が難航しました。
また敷地面積は、18坪で、かつ2世帯住宅という厳しい条件でした。
法律的には、北側からの高度斜線制限が加わり、がんじがらめの条件です。
それらの悪条件をクリアーするために、スキップフロアー、中庭という解決方法を採用しています。当日のレポートは後日、「住んでみて・別冊TAIKEISHA」に掲載いたします。
さて今回伺って感じたことは、hmさんのご家族が実に上手に住んでいるといこと。
居室の幅は、たった1.8mしかありませんが、隣接するベランダを空間の広がりとして利用することで、狭さを感じないようしています。そのベランダの置かれた植物や遊具の楽しさは、上手く使われていることを実感させられます。
階段室の階段脇の収納は、目一杯の活用されており、生き生きした様子が伝わってきました。hmさんのご家族は、肩の力を抜いて、好きなインテリアを、楽しんでおられる姿は、設計者として嬉しい限りでした。
あいにく当日お会いできなかった、お婆ちゃんのお部屋も拝見しましたが、いろいろインテリアを楽しんでいるようでした。子供夫婦との、ソフト、ハードの距離感が丁度良かったようでした。
とりあえず、当日の写真を、ご覧いただければと思います。
・正面から
・玄関から。スキップフロアーで、半地下、1階そして左手に中庭が見える。
階段室は非常に明るい。
・いろいろ楽しんでいるようです。
階段室から中庭を見る。
・中庭見下げ。
・中庭植栽
・中庭見上げ。日当たりは非常に良い。
・レポーターの市川さんとhmさん、そして大戸。
右手がベランダ(=外部)。居室の間口はたった1.8mです。
・日当たりも上々
・部屋の間口は狭いが、実際は広く感じる。
・ベランダとの一体感。
・緑、遊具など
・スキップフロアーの見え方。こちらから見ると連続空間に見える。
インタビューは、上の部屋で行われた。
・祖母のベランダ。
・日当たりが非常に良い。
・祖母居室。仏壇が見える。
・半地下居室=基礎の中です。
・階段を通して、少し祖母室が見えるところがミソ。適度の距離感。
・女性が3人なので、靴が非常に多い。hmさん手製の靴箱。
- Vol.01:出会いから
- Vol.02:現地調査(隣接する住宅)
- Vol.03:基本構想(第1案)
- Vol.04:敷地測量
- Vol.05:構造設計
- Vol.06:各部検討など
- Vol.07:設計の完成
- Vol.08:相見積公開から建設会社決定
- Vol.09:近隣探訪
- Vol.10:解体工事
- Vol.11:工事着工
- Vol.12:土工事
- Vol.13:基礎工事
- Vol.14:鉄骨工場検査
- Vol.15:鉄骨建て方
- Vol.16:鉄骨建て方2
- Vol.17:鉄骨建て方3
- Vol.18:設備配管工事など
- Vol.19:外壁工事など
- Vol.20:仕上げ工事
- Vol.21:最終仕上工事
- Vol.22:施主検査
- Vol.23:竣工・引き渡し
- Vol.24:完成写真
- Vol.25:5年後の様子
- Vol.26:「住んでみて・別冊TAIKEISHA」より
- Vol.27:事例集に掲載しました。