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2008年7月 1日

森山大道展

東京写真美術館で行われていた、森山大道展を見ました。
(展覧会は6月31日で終了しています。)

この写真美術館は、通勤途中に位置します。今回の展覧会は、特に気に入ったので会期中に、なんと3回も足を運んでしまいました。

森山大道は、白黒のフィルムで、都市の風景を、ざっくりと撮るという作風で有名な写真家です。

今回の展覧会は、レトロスペクティブとして初期の仕事から、現在に至るまでの代表的な写真が展示された会場と、最近のハワイを撮ったばかりの、『ハワイ』という会場の2部構成でした。

20080701_01.jpg


森山の写真は、ドラマチックとか、美しいとかというようなものではなく、都市やその場の空気を写し撮り、都市の本質を切り取るといっても良いような作品だと思います。

その写真は、フォーカスが効いているわけではなく、少しぼけているくらいが普通で、人がちょっと気になって、視線を送った先を、次々にカメラに納めたというものです。

マネキン、猫、廃車、古い看板、太った叔母さんなどなど。

しかし、それらの写真の集積が、その場所のある種の存在を、濃密に写し撮っています。
写真とは何か、何を伝えられるのかということを、いろいろ考えさせられた展覧会でした。

特に面白かったのは、森山自身の『ハワイ』の撮影風景と、その作品を、平行して流しているビデオでした。

森山の撮影風景は、カラービデオで撮られ、その写真は白黒の静止画として流れ、その対比が面白かったのです。
カラービデオ画像おける色彩の情報過多に比較して、白黒の写真は、余計な要素が抽象化されている分、何か本質に迫るモノを感じることができたような気がします。

このビデオをボーっと眺めていると、写真に関するいろいろなことが、頭をよぎりました。

投稿者 ooto : 2008年7月 1日 19:06