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2008年4月29日

アントニン&ノエミ レーモンド展

先日、高崎で開催されている建築家アントニン&ノエミ レーモンド展に行ってきました。

高崎市美術館でのパネル展示だけでなく、群馬音楽センターや高崎哲学堂など実物の建築を見ることが出来るので、2重に楽しめる展覧会でした。

音楽センターは、大分以前に見たことがありましたが、今回は内部を見ることができ、その空間の良さを感じることが出来ました。

またこの音楽センターは、第2次世界大戦後の荒廃した高崎のまちを、音楽から癒そうという意図で建てられたとのことで、一部の資金は、市民からの寄付でまかなわれたそうです。

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また建物の高さは、突出した高さにならないよう、最小限に抑えられており、無駄な部分がないコンパクトな建物です。
戦後の資材がない時代なのか、天井の木部反射板はラワン合板でつくられていますが、これが今でも、柔らかくとても良いか雰囲気をつくり出しています。

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また高崎哲学堂は、紆余曲折があって現在ではNPOが、保存している住宅です。
もともと、レーモンドの事務所を、トレースしたものを、住宅として使っていたそうですが、シンプルさ、空間のスケールの良さなどを実感することが出来ました

もう一つ感じたとことは、家具と空間の調和です。
妻のノエミが、椅子、ベッド、ラグなどをデザインしており、全体のバランスが絶妙なのです。

投稿者 ooto : 2008年4月29日 17:27