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2008年1月10日

耐震補強とリフォーム

現在進行中のプロジェクトですが、東京都心部の木造2階建て・一戸建て住宅の耐震補強兼リフォームの工事が始まっています。
これは、オンライン設計室で近日中に、公開する予定です。

この計画は、都心の古い1戸建て住宅を、耐震補強をして2世帯住宅にするものです。
建築基準法における耐震基準は、徐々に整備されており、古い木造住宅は、古い建築基準法に則ってつくられているので、現在の耐震基準をほとんどが満たしていません。

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昭和48年建築のこの住宅でも、建て主が悪いわけではないのに、危険建物扱いをされるのは、心外でしょうが、実際耐震診断を行うと、かなり低い数値になります。
屋根の改修、基礎改修、筋交いの補強などをしっかりさせてから、二世帯住宅へのリフォームを行っていますので、かなり労力のいるプロジェクトです。

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そんなこともあって昨年頃から、耐震診断、耐震補強、リフォームという流れのプロジェクトが増えてきました。
動機としては、阪神大震災や、新潟地震をはじめとする大地震を見てから、心配なされる方が多いということだと思います。
また、この場合の依頼者は、これから老後を迎える60才前後のご家族が、これからの生活にフィットする住宅にリフォームするという方が多いようです。

また若世代でも、このところ急速に土地価格、建設費が高騰してようなので、新築ではなく、コストを抑えるために古い住宅をリフォームして、住んでいこう言う傾向が強くなってくると思われます。

都心における大地震における災害問題、住宅解体に対するのゴミ処理場問題などもあり、今後戸建て住宅は、改修が増えていくことは間違いないように思えます。

投稿者 ooto : 2008年1月10日 11:11