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2007年12月 4日
写真家の飯村昭彦氏の展覧会
写真家の飯村昭彦氏の展覧会(11/28-12/02)へ行ってきました。
飯村さんにはいつも住宅の撮影をお願いしています。
今回の展覧会は、新宿2丁目にあるポルトリブレというギャラリーで行われました。
入り口が分かりにくく、新宿2丁目という場所が場所だけにうろうろしているのが少し気が引けていましたが、閉館間際にようやくギャラリーの入り口を発見し、中を拝見しました。
展示してある写真はいつものように、人が捨て去ったり忘れ去ったりして、手垢や時間が積層したオブジェをレンズを通してみると、大変美しいく見えるといった作品群です。
まるでルオーの絵画やミロのイメージの線などを、古い看板や屋根、ポスター、薄汚れた壁などに見ることが出来ます。
彼はツルツルピカピカの新築の住宅より、時間が経過した住まいのほうが撮りやすいといっていますが、その考え方は良く理解できます。新築の入居前に撮影する、いわゆる建築写真とはいうものは、人が関わる住居と言うより、かなり特殊な物体?の存在を撮影したものなのだと思います。
残念ながら今回の展覧会は、12/2(日)で終了です。
投稿者 ooto : 2007年12月 4日 11:33 ツイート