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2007年4月 7日
春の植裁
昨日は、NO.19_SY-HOUSEへ、住宅の点検で伺いました。
この時期は、草花が美しく、庭や屋上に植えられた植栽が映えていました。
SY-HOUSEは、オーナー住戸と賃貸住宅3戸が、1棟となった賃貸併用住宅です。
建物の足元の、ちょっとした植裁スペースに植えられた草木は、元気に葉を広げていました。この写真は、ある賃貸住戸の入り口で、門扉を入った居住者の領域ですが、居住者の手入れの良さが伝わってきて嬉しい気持ちになりました。賃貸住宅でも、居住者が住まいに対して愛着を持ってくれることは、建物を長く維持管理するには、必要なことだと実感しました。
この建物には、3つの賃貸住戸がありますが、居住者の皆さんは、建物に対して愛着を持ってくれるとオーナーが話してくれました。設計者としては、賃貸住宅でも、可能な限り、個性的で気持ちの良い空間をデザインするように努力した甲斐があったと喜んでいます。残念ながら、賃貸部分には入ることが出来なったのですが、アンケート調査によると、良く満足していただいているようで、ホットしています。
建物をとても大事にしていただいているオーナーの気持ちも居住者に伝わっているようです。
オーナー住宅は、最上階にあり、屋上には園芸家によって植えられたピンクの花が、咲き誇っていました。その場で花の名を教えていただいたのですがすっかり忘れてしまいました。今ネットで調べてみたのですが、おそらく『紅花常磐満作』という花だと思われます。この庭園は都会の中とは思えない落ち着いた雰囲気をつくっていました。
オーナーと一緒にいくつかの点検カ所を建設会社と確認して、作業を終えました。
この住宅には、JR渋谷駅から、繁華街を通って、アプローチします。
現場に通っていた2,3年前とは、行き帰りに通る渋谷の店や住宅街の風景も、変化していることに驚かされました。まちの変化のスピードは、とても速く感じられます。
この住宅の完成までのプロセスは、オンライン設計室でご覧下さい。
また完成写真は、住宅・建築作品集でご覧下さい。
投稿者 ooto : 2007年4月 7日 14:43 ツイート