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2006年8月21日

霞ヶ浦釣行

先週、霞ヶ浦、北の浦にタナゴ釣りに出かけました。

タナゴとは、淡水の湖沼や河川に生息するフナに似た数センチの小さな魚です。
タナゴは、良く観測すると、とても美しい形態や色彩をしています。
特にオスの婚姻色は、淡い青や赤いいろが心を引きつける美しさを醸しだしています。
熱帯魚の派手さとは対照な水彩画の似合うような美しさです。
このあたりでは、少し苦みがありますが、佃煮にしてタナゴを食します。

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このタナゴは淡水の二枚貝に、産卵するという珍しい生態の魚ですが、昔はどの川にも当たり前に棲んでいた淡水魚です。
しかし関東地方では、霞ヶ浦周辺、埼玉の一部地域にしか棲息していないそうです。
環境の変化で、貝が住めないような水中環境になってしまうと、タナゴは棲息が出来なくなるそうです。

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実は、東京から遠路はるばる、霞ヶ浦までタナゴ釣りに出かけたのは、子供の夏休み自由研究のお付き合いのためでした。
幸い、飼育のためのタナゴを何種類か取り上げるとができ、ついでに釣りも楽しむことも出来ました。

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ところで、あのメダカが絶滅危惧種であるこをご存じですか?
ブラックバスなどの外来種に捕食されたり、護岸工事や水質汚染などでメダカが棲息できる環境が壊されつつあるそうです。

身近の河川環境を見直すには良い機会でした。

投稿者 ooto : 2006年8月21日 09:12