設計事務所の仕事設計事務所の仕事の全貌は、一般の方に意外と知られていないことをいつも、痛切に感じております。 設計事務所にとって、一番大切な仕事は、良いデザインをすることです。しかし、工事予算の管理や、現場の工事監理と言った仕事はあまり理解されていないようです。 まずはじめに、設計事務所といっても千差万別で、色々なタイプがありますので注意してください。いまここでお話する事務所少なくとも、施工会社からは、経営上独立していることは最低条件です。と申しますのは、本当に客観的な第3者の立場で、現場を監理するには、施工会社と利害関係を持ってはいけないことは、当然です。 予算管理をする上で大切なことは、施工会社から経済的に利害関係を持たないことです。 設計と施工が、一体的に進められるいわゆる、設計施工の良い点もあるので一概に否定は出来ませんが、ここでは独立した設計事務所の長所についてお話する事におもきを置きます。 またいわゆる1級建築士事務所ならば安心といったことはありません。建設会社でも1級建築士事務所である場合がほとんどです。 しかし、一方良いたてものを作るには、良い施工業者と付き合いがあることも欠かせません。 ここでは、一般の方に知ってもらいたい設計事務所の仕事についてメモしてみます。(98/04/01) 1.仕事の概要 2.仕事の流れ略図 3.設計監理契約 4.設計監理料について |