AK-HOUSE      間口が狭く、細長い住まい(うなぎの寝床)  
(1階平面図)  (2階平面図)


DATA
名称 :AK-HOUSE
所在地:東京都昭島市
構造 :木造2階建て(+ロフト)
竣工 :2006年
敷地面積: 88.83 M2
延床面積: 88.80 M2
施工:共友建設


敷地の幅が、約4.5メートル、奥行き約20メートルのいわゆる、ウナギの寝床の計画です。

しかし、方位はほぼ南北を向いているので、上手く採光をとれば、十分住みやすい住宅になるはずであると設計時から確信していました。

少しだけ敷地は南北方向から傾いているので、第1種高度斜線が適用され、正面から見た屋根が傾斜しているのが特徴的です。

構造的には、木造2階建ての在来金物工法であるが、中心部に位置する階段室まわりに、門型ラーメンを採用して、短辺方向の壁を大幅に減らし、細切れの部屋の連続になることは避けています。
参考ページへ(オンライン設計室)

その結果、端から端まで視線が通るので、狭さを感じさせない工夫です。

LDKは2階に設け、上部、つまり縦方法に対しては、可能な限り吹き抜けにしています。
またLDKと隣接してロフトを設け、視線的にも空間の連続性を演出しています。

2階は、自宅でお仕事を持つ、奥様のワーキングスペースが、LDKと一体的に設けられ、フレキシブルに間仕切ることで、多様な使い方が出来るようになっています。

自然光が、トップライト、ハイサイドライトなど、いろいろな角度、時間帯で入るので、採光を楽しむことが出来ます。その結果、1階の寝室も明るさを保っています。(大戸)

 

       

撮影:大戸+飯村昭彦



AK-HOUSEの出来上がるプロセスは、オンライン設計室:PROJECT NO.24 SB-HOUSEを参照ください。