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2014年9月 1日

戦後日本住宅伝説-挑発する家・内省する家

埼玉県立近代美術館で、戦後日本住宅伝説展が行われていました。


1950年代から1970年代までの建築家が設計した住宅を、クローズアップした展覧会でした。

私の世代では、一部は同時代に見てきた住宅もあり、感慨深い展覧会でした。

これらの住宅の流れが、現代にどのように通じているかは、いろいろな見方があります。
私としては、副題にあるように、挑発したり、内省したりする家たちの共通項は、常に広がりのある表現手段になっていたと思います。

言葉を変えると、外向きのエネルギーがあったと感じています。

外向きとは、(現代の多くの住宅のように)設計者と施主だけの閉じた関係ではないという意味です。


ところで、この展覧会の見学者の多さに驚きました。

特に若い人たちで、ごった返していました。
若者に関心を持たれている住宅というジャンルに、将来の希望が持てて嬉しかったです。

私がブースを回っているときに、中学生?らしき若ものが、熱心にメモを取っていていました。
私が若いときには、考えられないようなシーンです。

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投稿者 ooto : 2014年9月 1日 11:00