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2011年6月 5日

写楽展と西洋美術館

先日、上野の国立博物館・平成館で開催中の写楽展を仕事の合間にのぞいてきました。
館内は、平日にもかかわらずかなりの人出でした。


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謎多き写楽の作品が、多数集められた展覧会で、展示方法が分かりやすく、活動期間がたった10ヶ月だった写楽が、少しだけ理解できたような気がしました。

驚いたことに、たった10ヶ月の活動期間のうちの、はじめの2,3ヶ月の作品群が私達がよく見る顔を拡大して描いた大首絵であり、残りの期間の絵は生気が抜けたような全身図を描いており、本当に精魂込めて描いていた期間の短さに驚かされました。
仕事の空いた束の間の時間でしたが、何処かで一度は見たことがある版画絵を前に、現物の迫力を堪能しました。

さて、上野といえば最近、コルビジェ設計の西洋美術館が、世界遺産の選考から漏れたという記事を見ましたが、横を通過したので、じっくりと拝見。外壁のプロポーションの良さに感心し、近づいてみて玉砂利外壁洗い出しの美しさにまた感心させられました。

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たまたま現在、建材についての本を共同執筆中で、外壁の仕上げに目がいってしまいますが、築50年以上経過しても輝いていますね。

投稿者 ooto : 2011年6月 5日 11:18