施主の希望を整理し、計画する(2009/09)UP
正式な真北測量を元に、プランニングを再検討した結果、4階の面積が当初計画に比べて、小さくなることが判明しました。
敷地の真北に対する傾斜角度、敷地形状などが計画にシビアに影響しています。
その結果、4階を両親のスペースにすることは、面積上不可能になりました。
子世帯は、2層必要なので、その結果、2階は親世帯、3,4階は子世帯になることが決定しました。
その他、施主の希望を整理して、計画をとりまとめました。
今回は、敷地のシビアさが、デザインやプランニングに計画に反映されています。
また施工者は、工務店4社に見積を依頼した結果、シマダ建設に決定しました。
シマダ建設には、NO.34_AB-HOUSEやNO.22_SB-HOUSEの工事をお願いしています。
確認申請は、約3カ月掛かりました。
書類の厚みは約9センチあります。
建築基準法の改正後、ともかく煩雑化していることが、施主にとってどれだけ役にたっているか疑問です。
こんな法律改正が、建築界の生産性を著しく落としていることは間違いありません。
こんなところにも、官僚中心のしわ寄せが来ています。
1,狭小地に、仲良く2世帯住宅を建てる
・世帯間でプライバシーを保つ工夫
・狭小地ゆえに必要な共用部分は、楽しく、多目的に使う工夫
2,階の構成
・4階建ては前提条件
・エレベーターは付けない
・3,4階に子世帯
・2階に親世帯
・1階は、共用スペース
3,狭さを感じさせない工夫
・壁厚を押さえるディテール
・視線の抜けをつくる。
4,設備計画
・エネルギー →ガス =狭小地で外部にゆとりが取れない
・将来、太陽光パネルが将来取り付け可能
5,収納計画
・現在手持ちの物品整理を行った

■数回の打ち合わせを通じて条件をまとめ、以下のような計画がまとまりました。

・骨組みアイソメ(構造設計デルタ)

・骨組みアイソメ(構造設計デルタ)

・外観模型

・外観模型

・外観イメージCG

・4社から見積をとり、シマダ建設に決定しました。

・確認申請は、約3カ月掛かりました。