現場は、仕上げ工事が進んでいます。 今日は土曜日で、現場も比較的のんびりした雰囲気です。そこで、今回は職人特集です。現場には、仕上げ職人として、建具工、大工、塗装工などが入っていました。 まずは、建具工のことから。現場を回っていて感じることなのですが、昔の現場では必ず見かけた鉋屑(かんなくず)が最近の現場ではほとんど見あたりません。それは、大工が現場でかんなを掛けなくなってきたからです。昔は、現場に入ってくる木材が荒かったこともありますが、現場で木材を削るという作業をしなくなったからです。工具の変化、工場加工の度合いが増えたなどいくつか理由がありますが、結構物足りない気がします。そういう意味で、木製建具屋さんは、唯一現場でかんなを使う職人と言った良いでしょう。現場を歩いていたら、まずこのかんな屑に目を引かれました。そしてベテランの建具職人さんに話しかけたところ、最近の現場の話しを聞くことが出来ました。最近室内建具は、メーカー製、例えばパナソニック製のものが増えました。しかし、その建具は建て売りっぽく?安っぽい感じのもので、建具屋さんとしてはすごく不満があるそうです。私自身も、コストの関係で既製建具を使うことがありますが、やはり同様な感じを受けていました。 そのほか、大工塗装工などが仕上げ工程の工事を進めていました。 昼前に、施主のNNさんが、家族連れで見学に訪れました。 ・三京建設の現場監督竹田君。良く気が回る、若手のホープです。 ・現場を回っていると、かんなくずを発見。かんなくずから無垢の木の香りがしてきます。 最近の現場の落ちている木っ端は、合板などの接着剤が混ざった変な臭いです。 一応健康に害は無いものですが・・・ ・鉋掛けの様子。 ・年季の入った力強い職人さんの手ですね。 ・鑿の工具入れ。 ・まる七建具の寺島さん。今年74才の大ベテラン。 まだまだ現役を続けるそうです。目がきらっとしていました。 ・扉の金具を取付中。 ・まる七建具の職人さん。 ・キッチンの箱を大工がつくっています。 ・いつも笑顔の大工・畔上さん。 ・塗装屋さんのチーム。 ・今日の現場はのんびりした日でした。