ようやく設計が完了しました。(2007/09)
試行錯誤の上、ようやく計画がまとまりました。
狭小敷地の2世帯住宅では、計画としては多角的に検討する必要があります。
ハードとして計画だけでなく、各家族の住まい方を考え、家族間で良く話し合うこと、つまりソフトの計画が、非常に重要になってくることを痛感しました。
今回の計画をまとめると、以下の通りです。
@,基本的には分離型2世帯住宅ではなく、共用型2世帯住宅として計画。
・敷地は決して広くなく、そもそも分離型では計画が成立しない。
・下町的な家族関係なので、共用型でも成立する。
A,ただし各世帯で独立した生活が送れるようなプランニング。
・しかし、家族間のある程度の自立性も必要だと考える。
・玄関、階段室、及び屋上は共用ゾーンとして考える。
・親世帯、及び子世帯には、各々独立した浴室、キッチン、水回りを用意しており、自立した生活も可能である。
B,2階をゆとりある共用ゾーンとして計画。
・両家族の基本的な生活は、2階で行われる。
・2階の共用ゾーンは、平面的に広々として、かつ一部天井が高く計画することで、ゆとりある空間として計画している。
C,都市災害を考え、耐震性能・耐火性能が高い鉄筋コンクリート壁構造。
・法律的には、木造でも可能な敷地であるが、地震時の安全性を考慮している。
・支持層が深く(-22m)、液状化の可能性がある地盤なので、杭基礎としている。
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○参考図面

・道路から眺め

・同上

・鳥瞰

・鳥瞰

・南西面

・南東面

・断面

・東面

・断面