現地調査(2005/10)
その後yaさんと、現地でお会いしました。
そこはyaさんが、生まれ育った場所で、現在は空き家になっていました。
以前まで、yaさんのお母様がここにすんでおられたとのこと。
この住まいは古い商家のつくりで、何度か増築したそうです。
住宅の内部には、古い家具や、仏壇などが残っており、また襖には『書』がかかれていたり、富士山をかたどった欄間あったりと、住宅の歴史を感じました。
一番印象に残ったのは、裏側(北側)の窓に見えクスノキの大木です。
古屋に寄り添うように、大きなクスノキが立っています。
裏の公園からこの住宅を見ると、あまりにクスノキが立派なので、むしろこの木に寄り添って、古屋が建っているようにも見えます。
裏側は、都市公園となっており、広々としてとても見晴らしが良い。
公園には、隅田川とつながっている大きな池があります。
このあたりは、関東大震災の時に、多くの人が亡くなった場所です。
正面には、大相撲が行われる国技館が見えます。
一方、近くに、NTTdocomoの近代的高層ビルがそびえたっています。
とは言え、このあたりは、下町の歴史を感じることが出来る地域です。

中央の住宅を建て替える。
奥に見える林は、都市公園。

全面道路は広い。

商家のつくり。増築の跡が分かる。

窓から見えるクスノキの大木。

襖に見事な書。

富士山の欄間。

表側を見ると、国技館が真正面に見える。

大相撲が行われると、活気が出ます

裏側の公園から古屋を見る。

クスノキの真後ろの切妻屋根の住宅を建て替える。

公園には、大きな池がある。

近くには、NTTの近代的なビルがそびえ立つ。

古い住宅と、大きな建築物(江戸博物館)が共存する町です。

出桁つくりの町屋の裏の、大きなビルの裏の、高層ビル。