基本計画を詰めていく段階で、収納が少ないことが懸案事項でした。少し専門的な話になりますが、 今回は地質的に関東ローム層が支持地盤となります。従って、べた基礎形式に成りますので、基礎の 中(半地下)に物置を設けるように考えました。要は、基礎の有効利用です。建築基準法では地下室 ですので容積率算定の面積から除外されますので、狭い敷地には有利です。 その結果、南側のゾーンを半階分上げてスキップフロアー形式に致しました。実例で言いますと、東 京の方はご存知だと思いますが渋谷の東急ハンズのつくりです。 階段が半階毎に、居室にアクセスできるような形式ですので、全体が一体的な空間に感じられるはず です。今後は、立面や断面を詰めて行く作業に移ります。