クライアントが、設計事務所を決める要因は数多くあると思います。 以下に、主なものをあげてみます。 1)建築家のデザインが気に入ったから 2)施主の要望を、きちんと聞いてもらえそうだから 3)建築家の、家作りに対する考え方、取り組み方に共鳴したから 4)建設業者に対して、工事をきちんと監督してもらえるから 5)相性が良さそうだから 普通は、1)が多いようですが、2)から5)までも決定要因となります。 今まで、建築家を選ぶには、住宅雑誌が主体でしたが、インターネットを利用した建築家 の出会いは、もう少し多元的な決定要因を期待できると思います。つまり、雑誌では、1 )の要因を通してか出会えなかったのですが、もう少し、気楽に声を掛けることが出来る ようになったと言うことです。 でも、雑誌を見て、設計事務所に電話をするのは多分、大変な勇気が必要でしょうね。(笑) つまり、設計事務所はデザインだけでなく、建築に対する様々な専門知識を提供するのが 仕事です。建築家に頼めば、何をしてもらえるかをしっかりと、把握することが、賢い家 作りのコツだと思ういます。 建築家は、一見強い個性を持っている人が多い様に見えますが、大抵の人は、家作りに対 して真摯な態度で望んでいます。きちんと話を聞いてくれる人も多いはずです。 私たち建築家から見れば、直接クライアントから依頼されることが望ましいと思っていま す。それには、こちらもしっかりとした、作品、考え方、実績を持たなければなりません ので、日々の研鑚が欠かせません。