コラム2
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コラム2 建設会社の役割。

今回は、建設会社の役割や、日常の仕事についての話です。
建設会社の仕事を一言で言いますと、契約通りに施工することです。
契約書は、設計図、仕様書、契約条項が書かれた約款、見積書から成り立って
います。ですから、施工はその契約書を元に行われます。

しかし、建設工事の現場では、多くが人間の手を使って作られ、また数多くの
建築材料が使われますので、色々な問題が必ず発生してきます。また、図面だ
けでは表現できないことが多くあります。そう言った時に、建設会社は、常に
施主の代理者である設計事務所に相談しながら、工事を遂行してい行きます。

建設会社は、多くの下請けの職人に支えられて、初めて高度な工事が可能なの
です。各職人達は、各々が独立した会社である場合が多く、建設会社はそのま
とめ役です。

現場の職人さんたち。

一般的に、建設会社は、得意、不得意分野を持っています。例えば、木造、鉄
筋コンクリート、鉄骨造では、各々で工事内容が違います。ですから、普通は
どれかを得意としている場合が多いようです。

彼らは、朝は職人さん達より早い時間に現場に入って、夜は最後に現場を出ま
す。時には、図面チェックや施工図を書くために、会社に戻ってデスクワーク
をされているようです。

現場責任者の山崎さん。

今回の工事は、世田谷区の野沢にある門脇建設にお願いしました。
門脇建設は、打ち放しの鉄筋コンクリート造を得意となされています。また、
今回からデジタル通信を使って、現場と、設計事務所を結ぶ実験に積極的に協
力していただいております。

モバイルを得意とする行方さん。



コラム2おわり
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