工事着工(2009/03/02 UP)
建築確認が下りて、工事契約が終わりいよいよ着工です。
2008年の工事費高騰に伴い、一時設計を中断していました。
また、設計を見直し、地下1階地上4階建ての鉄骨構造を見直し、地下1階地上3階建てのRC構造に設計変更しました。
2009年に入り工事費も落ちついてきたので、クライアントのKTさんも先に進むことを決断し、晴れて工事再開となりました。
外的な要因があったとはいえ、戸建て住宅で、設計期間として、1年半以上も掛かってしまったのは最長記録です。
さて、中断期間中コイン駐車場として使用されていた設備も撤去され、いよいよ地下工事の準備が出来ました。
地下工事に入る前に、遣り方が行われ、建物の正確な位置が設定されました。
一方、現場工事に入る前には、図面による工事の確認がデスクワークとして平行して行われます。地下工事、設備工事、型枠工事など、実際の工事が始まる前の仕事はいろいろあります。
さて、3月に入り、ようやく重機が入り、地下工事用親杭が施工されました。
実際の工事が始まると、設計者として緊張感が一気に高まります。

・敷地面積は55M2=17坪の狭小地であり、隣家も迫っており、工事は大変です。

木の杭が目印になります。

・赤い糸が、壁の中心線です。

・事務所にて設備の打ち合わせ。

・オーガーによる親杭の打ち込み。まずは穴掘り。

・穴明け後に、セメントを注入し穴の側面を補強する。

・穴に親杭(=H型鋼)を挿入する。

・親杭設置後に、のぞくと地下水面が見える。

・大戸の立ち会い。

・見上げるとビルに囲まれた都会の様子が分かる。
次は、地下を掘る工事です。