計画のプロセス(2007/夏)
調査や計画の提案のため、春から夏にかけて、数回静岡へ伺いました。
打ち合わせは、NA2さんの息子さん、つまりNO.17_NA-HOUSEのクライアントNAさんを交えて、進められました。
計画の骨子は、以下の通りであると考えた。
まず、60才代の住まい手にとって、将来的に1階だけでの生活を想定し、バリアフリー化する。
同時に、老後の住まい=”楽の住処”として、楽しさや美しさがあるすまいとする。
1,北側の廊下・玄関を、居室化する。
寒くて、広い北側の玄関・廊下は、明るくて暖かい居室として、再生する。
具体的には、床暖房化、ガラス面を増やすなど。
2,水回りのリフレッシュ化
老朽化に伴う水回りを、リフレッシュする。
給湯設備は、最新のものに交換する。
3,リビングと庭の一体化
今と、庭の関係を一新し、外部と内部のつながりを向上させる。
4,キッチンのリフレッシュ化
楽しく使いやすいキッチンとする。
5,バリアフリー化
手摺り、滑りにくい素材の採用へ。
■平面計画図
地元の匠工務店に協力していただき、現状調査を行いました。

床下の状態は、それほど悪くないようです。

電気屋さんに協力してもらい、コンセントを外す。

コンセントを外して、壁内の仕様チェックを行いました。

由比の海岸でのスナップ。
この日は台風が近づき、大荒れです。