05-設計がはじまる




設計の指針(2006/01)
設計監理契約書を締結後、いよいよ本格的に設計作業が始まりました。


今回、作業に先立って、設計の進め方について以下のような指針をNKさんに提案しました。


1,典型的な郊外型住宅地なので、周囲のハウスメーカ住宅と同化し、かつ埋没しないようなデザインとする。

2,しかし突出したデザインではなく、シンプルで落ち着いたデザインを目指す。

3,3方向を道路で囲まれた角地なので、とても目立つ場所に建つ。だから平面図、つまり間取りだけを先行させていく設計方法ではなく、外観も同時に考えながら設計を進めていく。

4,クライアントの希望を、きちんとヒアリングして整理し、それらを交通整理しながら、予算の範囲で設計を収めていく努力を惜しまない。


NKさんには、上記の提案をご理解頂き、設計を進めていきました。

ここで、少し設計者としてのこの敷地に対するコメントを書きます。
一般的に、ハウスメーカーや、工務店がつくるほとんどの住宅は、ほぼ今回のような郊外型の敷地を念頭につくられています。
ですから、郊外の住宅地を見渡すと、ほとんど見慣れたような住宅地の景観に見えます。
しかし私自身は設計者として、このような典型的な郊外型の敷地は、実はとても手強いものだと感じています。

ハウスメーカーの展示場のように、百花繚乱のデザインの中で、その流れに乗るのではなく、きちんとした存在感を、さりげなく示すことはとても難しいと感じています。

土地探し/シンプル住宅


模型による屋根形状のシュミレーション(2006/02)
詳細な内部設計に踏み込む前に、外観としてのイメージを共有するために、マス模型をつくりました。
数種類の屋根を置いてみて、外観をシュミレーションしてみました。


■斜線制限に素直に従った屋根形状=候補1
○ロフトも大きくとれる。
○デザイン的には良い。
△但し屋根が多少複雑になる。
△南側からの風圧力が建物に掛かる。この場所は、風の吹き上げ大きい。
ラフ模型/シンプル住宅ラフ模型/シンプル住宅
ラフ模型/シンプル住宅ラフ模型/シンプル住宅


寄せ棟
△周囲に埋没する。
△ロフト空間がつくりにくい。
○ローコスト
寄せ棟ラフ模型/シンプル住宅寄せ棟ラフ模型/シンプル住宅
寄せ棟ラフ模型/シンプル住宅寄せ棟ラフ模型/シンプル住宅


片流れ屋根
△南側が、大きく見えすぎる。
△マスとして、周囲から突出する
○大きいロフト空間が可能
片流れラフ模型/シンプル住宅片流れラフ模型/シンプル住宅


切り妻=候補2
○シンプルで、美しい
○ロフトが大きくとれる
○南からの風圧力に対して負担が低い。

切り妻ラフ模型/シンプル住宅切り妻ラフ模型/シンプル住宅
切り妻ラフ模型/シンプル住宅切り妻ラフ模型/シンプル住宅



■模型のがらくた
ラフ模型/シンプル住宅

ラフ模型/シンプル住宅

皆でスタディーしながら、イメージづくり

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