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09:セカンドオピニオンについて(2013年追記)


初めまして。
○県で打ち放しRC壁式工法の平屋をある設計事務所にお願いして計画中の者です。

RCというと夏暑くて冬寒い、という印象があって断熱に不安があります。
当初の計画では外に面してる壁に2センチの発泡ウレタン吹きつけ、天井にはやらずに屋上に断熱塗装、ということだったんですが、心配なので、屋根裏にもウレタンを吹いてもらうことにしました。これで十分でしょうか?

外断熱やサンドイッチ、などいろいろあるようですが、コスト的にも吹き付けになりそうなんですが・・。断熱性能を求めるのであれば、最低ラインでどんなものをどの程度使用すれば十分なのでしょうか?

また、サッシはビル用アルミサッシを使うようなのですが、一般の住宅用樹脂サッシより断熱性能や、使い勝手でどうなのでしょうか?

最後にRCの打ち放し平屋で何かアドバイスを頂けたらお願いします。お忙しいとは思いますが、ご意見をお聞かせいただけたらと思います。よろしくお願いします。

Y


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はじめまして。
建築計画網・大系舎の大戸です。

お問い合わせいただきましたが、設計中とのことですので、この件は設計者に相談なさるのが一番ベストです。

私の意見と、そちらの設計者の意見が異なった場合、一番困るのはYさんでしょう。
もし意見の相違がこうじて、設計者に対して不信感が沸いてきたら、そのプロジェクトはうまく行かなくなるでしょう。

ある設計者に依頼したからには、その設計者と腹を割って詳しくお話なさるのがベストです。
住宅設計で大切なことは、設計者ときちんと話し合い、納得した上で設計を進めることです。

ただし、セカンドオピニオンをお求めになるなら、先方の設計者にその件を了承いただいた上で、当方と相談に関する設計契約を結んでいただければお答えさせていただきます。

建築は、いろいろな価値観、技術的な経験など設計者により、意見が食い違うことも多くあると思います。それを承知の上で、セコンドオピニオンを受けることは、意味があると思います。

恐縮ですが、以上のような理由で今回はお答えできませんのでご了承ください。

それでは失礼いたします

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2013年追記new.jpg

2007年の法改正で、一定規模以上の構造設計には、ピアチェックという制度が出来ました。
これは、建築確認申請において、構造設計には、建築確認申請機関の他に、もう一つ別の構造審査機関にも、構造設計・計算の妥当性を審査してもらうという制度です。

これは、構造偽装事件を受けて出来た制度です。間違いを無くすという面はあるのですが、一方構造設計に対して、規制が厳しくなり、自由な設計を受け入れにくくなったという面も指摘されています。