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まちに開くすまい --- まちのリノベーションとして


”下町ノッポ住宅”の大きな特徴のひとつは、人やまちに対して開かれていることです。
まちという空間の中で、人々との交流を大切にすることは下町の大切な文化です。

知人や隣人を受け入れる住宅のスペースやデザインには、いろいろな次元で、様々なバリエーションがあります。

住宅がまちに開くことで、まちと住宅のつながりがもっとタイトになり、住宅を大切に思うように、まちを大切に思うようになれば、まちのリノベーションに繋がるはずです。

ここでは、そんな下町の家の特徴を持つ代表的住宅設計事例を紹介しています。
ミニライブが開ける音楽室



音楽家のKT-HOUSEには、ミニライブを行える音楽室があります。
このスペースは、本来ピアニストであるKTさんのピアノ練習室なのですが、月に1,2度、友人や知人を中心に、20人程度の人々を集めて、スペースを開放してミニライブを行います。

”下町ノッポ住宅”は、住宅自体が、外部に対して閉鎖的にならずに、まちや人に対して開くという構えがあります。

下町の住人には、まちや人との交流を通して、生活を楽しむという姿勢があるからだと思います。






KT-HOUSE(新宿区)



小さなギャラリー

KT-HOUSEの1階には、小さなギャラリーがあります。
ミニライブの時はこのギャラリーで休憩して、地下の音楽室にアプローチします。

またこの小さなスペースで、小物や雑貨の展示販売も行っています。
このスペースは、道から眺めることができるので、道行く人々目の楽しませてくれます。

ギャラリーが外をから見えることで、まちとの距離を少し縮めていると言っても良いでしょう。

KT-HOUSE(新宿区)



川に開いた多目的室

墨田区の竪川沿いに建つ鉄骨3階建ての大家族が住むKI-HOUSEの1階には、多目的室があります。

1階の広間スペースは、主に家族が使いますが、時には知人や近所の人が集まってきます。

またこのスペースで、KIさんは学習塾を開いていて、近所の子供たちが集まってきます。

このスペースは竪川への展望も開けていて、テラスのの緑も手入れが行き届いていて気持ちの良い空間になっています。


KI-HOUSE(墨田区)から、竪川を望む



庇をつけ、窓辺の花を楽しむ

庇は、影をつくり日除けをつくったり、雨宿りの場所を提供してくれます。
花屋の店舗併用住宅であるAB-HOUSEでは、木製の庇をつくりました。

本来は花屋の西日除けの機能でつくったのですが、のっぺらぼうになりがちな建物正面に、陰影のアクセントの表情が出来ました。
店先の花や緑と相まって、歩行者の目を楽しませてくれます。

またAB-HOUSEの2階の窓には、道行く人へ季節の花を提供できるような花台をつくりました。





AB-HOUSE(台東区)


木の壁

実はこの壁面は、エレベーターの背面になる部分なので、窓をつくることが出来ません。

その結果、窓が無い壁面は、まちに対して無表情になるので、柔らかな木板を使ったデザインを採用しました。

この地域は事務所や倉庫などビルが多く、壁面が無機的な材料でつくられた通りに面しているので、住宅としての優しさを出したいと考えた結果でした。






KI-HOUSE(墨田区)



まちへ開く土間空間

台東区のAS-HOUSEには、1階の土間空間が交流スペースに なっています。

道路から比較的にすんなりと入ることが出来る1階の土間スペースを、開放することで、まちや人と交流を深めることが出来ます。

下町の一大行事であるお祭の時には、この土間空間は開放され、家族や近所の人々が集う大切なスペースになります。




AS-HOUSE(台東区)



まちのリノベーションとして


OAーHOUSE(墨田区)(設計中)

住宅設計者にとって、自分たちがデザインする【したまち住宅】の存在が、まちのリノベーションに繋がることが目標です。

住宅がまちに開くことで、まちと住宅のつながりがもっとタイトになり、自分たちの住宅を大切にするように、自分たちのまちを大切にするようになるでしょう。

まちと住宅は、一体のものであると意識すことが、まちのリノベーションにつながり、将来への希望が持てるようになると考えています。

したまち住宅には、良いまちづくりを目指した将来像を宿した設計が必要だと考えます。





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