オンライン設計室
10:外断熱工事その1
(2019.02.12)
既存のRC住宅には、ほとんど断熱材が入っていませんでした。
30年以上前には、断熱の意識が薄かったのです。
そのため、今回は現状の躯体の上から外断熱を行うことにしました。
ただしこの住宅では外部がタイル貼りとなっており、将来的に剥離の危険があるとともに、タイル面は凸凹のため、きちんと断熱材が設置できません。
そのため、断熱材の下地処理として、タイル剥離防止のネットを全面に張り、カチオン系のセメントにて平滑に塗り固めます。
その結果、下地を酸性雨から守るとともに、平滑な下地面をつくることが出来ます。
また塗り面を一体的にするために、等間隔でアンカーボルトを打ち込み、固定します。
そして断熱材(発泡スチロール)を張り付けて、1次処理とします。
次の工程は、発泡スチロールの上に最終仕上げ材を施すための下地づくりを行います。
・既存タイルの上に、ネット+高強度セメント塗り。
・前面に施し、タイルの剥離を防ぎます。
・ネットを全面に張ります。
・カチオン系の高強度セメント
・セメントを塗布後、アンカーボルトを打ち、一体化させます。
・等間隔にアンカーボルトが見えます。
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・断熱材(発泡スチロール)を張ります。
・裏面に専用ボンドを塗ります。
・丁寧に張ります。
・カットは、熱線にて簡単に行えます。
・竹串で微調整して、固定します。
・隅々まで張ります。
・上階の様子
・同上
・断熱材で覆われ、建物は真白になっています。
この後、仕上げ材の下地をつくります。