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NO.64_KO-HOUSEができるまで

10:外断熱工事その1

(2019.02.12)

既存のRC住宅には、ほとんど断熱材が入っていませんでした。

30年以上前には、断熱の意識が薄かったのです。

そのため、今回は現状の躯体の上から外断熱を行うことにしました。

ただしこの住宅では外部がタイル貼りとなっており、将来的に剥離の危険があるとともに、タイル面は凸凹のため、きちんと断熱材が設置できません。

そのため、断熱材の下地処理として、タイル剥離防止のネットを全面に張り、カチオン系のセメントにて平滑に塗り固めます。

その結果、下地を酸性雨から守るとともに、平滑な下地面をつくることが出来ます。

また塗り面を一体的にするために、等間隔でアンカーボルトを打ち込み、固定します。

そして断熱材(発泡スチロール)を張り付けて、1次処理とします。

次の工程は、発泡スチロールの上に最終仕上げ材を施すための下地づくりを行います。

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・既存タイルの上に、ネット+高強度セメント塗り。

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・前面に施し、タイルの剥離を防ぎます。

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・ネットを全面に張ります。

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・カチオン系の高強度セメント

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・セメントを塗布後、アンカーボルトを打ち、一体化させます。

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・等間隔にアンカーボルトが見えます。


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・断熱材(発泡スチロール)を張ります。

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・裏面に専用ボンドを塗ります。

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・丁寧に張ります。

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・カットは、熱線にて簡単に行えます。

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・竹串で微調整して、固定します。
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・隅々まで張ります。

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・上階の様子

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・同上

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・断熱材で覆われ、建物は真白になっています。

この後、仕上げ材の下地をつくります。