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(2017/02/23)
しかし10年ほど前に隣家は突然引っ越されて、その所有者の所在が不明であり、このような場合にどこに相談すれば良いかという問題がありました。
しかしOAさんの真摯さや熱意を感じ、一緒に解決に向けて出来る限りのお手伝いをすることにしました。
まず私達がアプローチしたのは、弁護士への相談でした。 どう見ても、こちらに倒れかかったままに放置している隣家が悪いのは明白だからです。 ただ初めから、強制的に弁護士に入ってもらうのではなく、法律的な根拠や進め方のアドバイスを受けるに留めました。 今後進展しない場合や、また仮に出会えても良識ある回答が得られない場合は、弁護士に依頼して法的な手段を執ろうとOAさんと打ち合わせました。
2,再度区役所にアプローチ 近年、空き家問題も社会的にクローズアップしてきており、空き家専門の部署もあるので、OAさんの代理人の1級建築士として、対処方法を相談するために区役所にアプローチしました。 今回は1級建築士として、建築的な危険性を訴えるというスタンスで区役所に相談しました。 その結果、区は部内の建築専門家と調査をしていただき、ある程度の理解を得ることが出来、前向きな姿勢を示していただけることになりました。 以前もこの隣家は別件で問題になったこともあり、区役所は、隣家の所有者の居住地は分かっているので、面会の場をつくる手伝いをしていただけることになりました。
区役所の仲介で、ようやく先方の代理人と面会することが出来ました。 こちらの建て替え時に、隣家が倒れ掛かっている状態は非常に危険であると説明したところ、すぐに解体するが、出来れば土地をこちら側で買い取っていただけないかとの提案がありました。 そもそも何年も放置している状態に呆れていたのですが、こちら側としては、急展開に戸惑いましたが、資金的な検討も必要なので、持ち帰り、家族で検討することになりました。
したまちの敷地は、一般的に間口が狭く、奥行きが長い敷地形状、つまりウナギの寝床の形状が多い。 以上、思わぬ展開になり、結果的に十分な間口を持つ建築になりました。 それにしても、したまちの住宅には、いろんなことが起こります。(笑) |
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