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NO.46 BT-HOUSEができるまで

08:DIY自主工事スタート

(2013.05.08)

工務店の工事が終了し自主工事に入りました

自主工事は主に塗装工事となりますが、棚等の簡単な家具の製作もあります。
しかし、引越しまでの日程を考えると全ては終わりそうにありません。
とりあえず引越しして生活ができるまでの最低限の部分を先行して行い、後は生活しながら手を加えていくことになりました。主に木部の塗装と土間コンクリートの防塵塗装です。
まずは木部の塗装。
2階はキッチンの床とカウンター、3階は床全面にオイル塗装を行います。
今回使用したのは「匠の塗油」の煉瓦色です。
この塗料はウエスを使って木材に塗りこんでいくため、素人でもムラになりにくく扱いやすいのが特徴です。

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何よりも、この赤茶色の発色と木のテイストがしっかり残っている質感が気に入っています。
以前、賃貸アパートに住んでいた時も、DIYで敷いた床板にこの塗料を使いました。
2階の木部はラーチ合板のため、塗装をすることで木目が際立って見えてきます。
少々あらい木目なので心配していたのですが、全体を塗装し終わると、思ったよりなじんできました。

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3階ではラワン合板の床の上に同じ塗料を塗りましたが、前日に自分で掃除した雑巾の後が浮き出てしまいちょっと失敗。プロのようにはいきませんね。
この上に畳を敷く予定なので、それで目立たなくなることを祈ります。壁の塗装も引越し後に。

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土間コンクリートの防塵
床のコンクリートは少々古いので、コンクリートの粉塵がかなり舞っていました。
これをおさえるためにクリアの防塵塗料を塗布しました。
まず、下地の調整。といっても、今回は接着剤の後や多少の汚れはそのまま残してしまう予定だったので、全体的にペーパーをかけるだけ、、、の予定だったのですが、床を掃除すると、一部に緑色のゴムシートが現れました。埃をかぶっていたため、目立たなかったのです。
これがなかなかはがれない。スクレーパーとハンマーを使って丸2日程度試みましたが、全体の1/3程度取れただけです。ほとんどコンクリートを人力ではつっている感覚です。

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これは素人ではどうしようもない。プロでもこれをはがすのは厄介でしょう。
あまりにもおかしかったら対策を考えることにて、とにかく先に進めることにしました。
今回使った防塵塗料は「アクアカラー」。

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水性の塗料なので素人にもあつかいやすいし乾燥も速い。
通常は下塗りを入れて二度塗りのようなのですが、塗りやすかったため、3度塗りまでして完成です。

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乾燥するとほとんどわからないのですが、よく見ると上に透明の塗膜が出来ています。
これで粉塵はおさえられました。
最後に玄関ドアにキシラデコールを塗って引っ越し前の自主工事は完了。
色がつくとメリハリがでます。

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自主工事では職人さんにやってもらう仕上がりとは、当たり前ですが差があります。
ぴっちり綺麗に造っていくのは難しいし、時間もかかります。
ただ、手造りなラフな仕上がりもいいものです。少々の荒さにも愛着が沸いてきます。
自分の家づくりに参加するということは、今後愛着を持って家を大切に使っていく上でとても大切なことだと思っています。
まだまだやることはあるのですが、これでとりあえず引越しです。(森川)