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NO.43_MW-HOUSEができるまで

Vol:06:地鎮祭から工事着工へ

(2012/09/27)

9月中旬、工事着工の前に、地鎮祭を行いました。

直前まで雨が降っていたのですが、地鎮祭前にあがり、無事に執り行うことが出来ました。

ようやく着工にこぎつけることが出来ました。

まずは、地盤が悪いので、杭工事に入ります。

今回は、地質や地盤の軟らかさを考慮して、摩擦杭を採用しました。

三角形の断面で、節があり、これを打ち込むことで、建物の支持力を得ることができます 

 

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地鎮祭のセッティング中。着替える前の神主さん。

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地鎮祭開始で着替えた神主さん。貫禄がでます。

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後日、いよいよ工事着工。杭工事に取り掛かりました。

 

今回はコンクリート製の摩擦杭を約1m間隔で打ち込まれます。
全部で45本。
コンクリート製の杭は、太い所で50センチ程度あり、なかなか迫力のあります。

摩擦杭とは、摩擦の抵抗力で、荷重や地震力に耐えるという仕組みの杭です。
竹のような節が付いているのは、そういった理由です。
一般的には、支持杭という堅い層まで杭を打ち込む形式なのですが、この地域の堅い支持層は、3-40メートルと非常に深いので、短くてもすむ摩擦杭という杭を使っています。

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コンクリート摩擦杭。コンクリート杭は重厚感があります。これが地面に45本打ち込まれます。

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・重機が旋回して、摩擦杭を運びます。

 

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まず、セメントを注入しながら下穴を開けます。

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コンクリート杭を孔の中に落とし込み、最後に上からたたいて杭を押し込みます。

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・重機は、穴を掘ることと、杭を運び挿入することを兼用して使います。

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敷地ギリギリに杭を施工。なかなか大変な工事です。

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杭底の土質を確認。粘りけのあるシルト層です。

 

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構造設計の山領さんと杭屋さんの打ち合わせ

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工事会社株式会社ニートの野崎社長

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杭工事は4日間。この後は地面の掘削を行い、基礎工事に入ります。(森川)