まず、家族の要望を聞いて、基本設計に取り掛かります。

基本設計とは、打ち合わせを重ねて、模型、図面などを使いながら建物の基本となる大きさ、形状、間取りを決めていく作業。
ここで、クライアントの要望や土地の特性を取り入れて、デザインの方向性を決めます。




では、家族の要望

２世帯住宅の場合、完全分離型にするか、共用部分を作る部分共有型にするかというところから始まります。
世帯間の距離感をどの程度とるかということです。
今回は、玄関、浴室共有でLDKはそれぞれの世帯で分ける部分共有型で計画します。

主な要望は、

・開放的で明るい広々としたLDK
・親世帯と子世帯がほどよくつながっているような間取り
・外からのプライバシーを守りたい
・防犯性を高める
・広いバルコニー（物干し場）
・収納の充実
・しっかりとした構造体
・メンテナンスの簡単な庭
・２台分の駐車スペース

この要望を元に、模型やスケッチを作って検討を繰り返しながら基本となるプランを練っていきます。



この時期の作業は、要望を煮詰めてイメージを膨らませて、アイディアをたたき出す作業。
生みの苦しみと喜びです。

--------------------------------------------------------------------------　written by morikawa