オンライン設計室
Vol.06:解体工事から地質調査
現場では、解体工事が始まりました。
間口が狭く、かつ周囲の建物が迫っているので、基本的に上部構造は、人力で解体が行われます。
重機などの機械を使えば仕事は早いのですが、解体が雑になりがちで、場合によっては周囲の建物まで傷めてしまう可能性があるからです。
内部の仕上げ材を一枚一枚手で壊しながら、トラックに積み上げられます。
建物が頑丈で、解体は予定をオーバーしてしまいましたが、無事終了しました。
解体後、ボーリング調査が行われました。
当初、地形を見るとなだらかな斜面地であり、地質は良いのではないかと感じていたのですが、近隣の地質データーを調べてみると、杭が必要であることが想定されました。
実際に調査をしてみると、ほぼ想定していたデーターに近く、杭基礎が必要であるとが分かりました。
またこの地域は、砂層があるので、孔内水平載荷試験という試験を行いました。
この試験は、土が地震時に杭に対して、どの程度抵抗できるか計測を行う試験です。
地質調査も無事おわり、ようやく建築の準備が整いました。
・間口が狭く、解体も大変です。
・内部の解体
・解体は手作業で進められた。
・ようやく重機が入りました。廃材をトラックに積み込んでいます。
・敷地に幅がないので、旋回が大変です。
・基礎の一部がまだ残っています。
・すっかりガランドウになりました。
・地質調査が始まりました。
・ボーリング調査は、チームワーが必要です。
・今回は、貫入試験の他に、孔内載荷試験が
・調査も無事終了しました。
- Vol:01:計画の問い合わせから
- Vol.02:設計の条件と敷地調査
- Vol.03:基本構想の提案
- Vol.04:真北測量を行う
- Vol.05:施主の希望を整理し、計画する
- Vol.06:解体工事から地質調査
- Vol.07:杭工事
- Vol.08:基礎工事
- Vol.09:製品検査
- Vol.10:建て方工事
- Vol.11:上棟と鉄骨検査
- Vol.12:サッシと外壁工事
- Vol.13:耐火被覆&内装下地工事
- Vol.14:セルロースファイバー吹込
- Vol.15:内装下地工事
- Vol.16:足場が外れた
- Vol.17:オープンハウスのお知らせ
- Vol.18:塗装工事
- Vol.19:最終仕上げ工事
- Vol.20:とりあえずの完成