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NO.31_NM-HOUSEができるまで

Vol.06:耐震補強工事_その2

(2008/02)

基礎補強工事(2008/02)
 


鉄筋ソナーを使って調べてみると、基礎は無筋コンクリート造でした。
つまり鉄筋が入っていない基礎であり、とても危険な状態です。
ただし、当時としては、合法的で一般的なつくりでした。
ここ30年くらいの間に、基礎の作り方は、大幅に変わってきています。
ここでは、内壁と同様に、隣家が迫っているので、内側から補強工事を行っています。

基礎補強設計
耐震診断/耐震補強/基礎補強/NM-HOUSE
オレンジの部分を鉄筋コンクリート造として、既存の基礎と抱き合わせる補強方法を行った。

耐震診断/耐震補強/基礎補強/NM-HOUSE
・既存基礎の側面を目荒らしし、ケミカルアンカーにで鉄筋を挿入

耐震診断/耐震補強/基礎補強/NM-HOUSE
・主筋を配筋する。

耐震診断/耐震補強/基礎補強/NM-HOUSE
・鉄筋補強

耐震診断/耐震補強/基礎補強/NM-HOUSE
・型枠

耐震診断/耐震補強/基礎補強/NM-HOUSE
・上から見る。

耐震診断/耐震補強/基礎補強/NM-HOUSE
・コンクリート打設

耐震診断/耐震補強/基礎補強/NM-HOUSE
・コンクリート打設

耐震診断/耐震補強/基礎補強/NM-HOUSE
・養生後、脱型

耐震診断/耐震補強/基礎補強/NM-HOUSE
手前は新規基礎

 


床面補強工事(2008/02)
 


2階床は杉板張りで、水平面の剛性が弱いので、構造用合板に張り替えた。
また小屋組には、火打ち金物を補強して、水平剛性を高めた。


耐震診断/耐震補強/床補強/NM-HOUSE
・床下地を撤去する。根太が見える。

耐震診断/耐震補強/床補強/NM-HOUSE
・2階天井は屋根に添った斜めとし、小屋梁を露出させた。
新たに、火打ち金物を追加した。

耐震診断/耐震補強/床補強/NM-HOUSE
・天井を張り終えた状態。


・小屋組の剛性を高めるため、火打ち(斜め材)金物を追加している。

耐震診断/耐震補強/床補強/NM-HOUSE
・構造用合板を張り終えたところ。(仕上げ:コルクタイル張り)

耐震診断/耐震補強/リフォーム/NM-HOUSE
・屋根面にそって、せりあがる天井。小屋梁には、火打ち金物を入れ、水辺面の剛性を高める。