オンライン設計室
Vol.08:相見積公開から建設会社決定
相見積もり積もりから建設会社決定まで
[2002/05]見積もり依頼
HMさんにご了承をいただきましたので、相見積もりの結果出た工事金額を公開します。
今回の工事は、4社に相見積もりを御願いしました。
相見積もりの結果は、4,039万円から、3,500万円までかなり金額に幅がありました。
下図の相見積もり比較検討書をご覧下さい。
HMさんと相談して、金額についてはもとより、この現場への関心度、金額調整の可能性などを考慮して、D社に御願いすることに決めました。
この時点では、3,500万円で、まだ予算オーバーです。今回は、敷地が狭いことと、外部のベランダが大きいこと、中庭があることなどが、工事金額が多めに出ている原因のようです。
また2世帯住宅は、キッチンやトイレなどの設備の数が増えるので、単一世帯の住宅に比べ、多少施工単価は上がる傾向にあります。
また今回は、建て替え工事ですので、既存住宅の解体工事も掛かります。
予算オーバーなので、平面や断面、構造体などの主要な部分の変更はしないでという方針で、再度設計の見直しを行いました。予算をオーバーについて、D社と相談しながら、設計内容の見直しや工夫を重ねて、減額の検討をしました。
HMさんとは、必要なものと、割り切るものを仕分けて、減額の工夫を行いました。必要なものはグレードを下げない(例えば躯体など)、割り切ものは切り捨てる(例えば塗装工事や木工事)などの工夫を行いました。その結果3,070万円まで、減額が可能でした。(下図右下参照)
大体以上の工程に、約2ヶ月の期間が必要でした。(2002/03?04)
※資料は消費税総額表示義務(2004/03から)以前のものであり、工事金額には、消費税は含まれない。
- Vol.01:出会いから
- Vol.02:現地調査(隣接する住宅)
- Vol.03:基本構想(第1案)
- Vol.04:敷地測量
- Vol.05:構造設計
- Vol.06:各部検討など
- Vol.07:設計の完成
- Vol.08:相見積公開から建設会社決定
- Vol.09:近隣探訪
- Vol.10:解体工事
- Vol.11:工事着工
- Vol.12:土工事
- Vol.13:基礎工事
- Vol.14:鉄骨工場検査
- Vol.15:鉄骨建て方
- Vol.16:鉄骨建て方2
- Vol.17:鉄骨建て方3
- Vol.18:設備配管工事など
- Vol.19:外壁工事など
- Vol.20:仕上げ工事
- Vol.21:最終仕上工事
- Vol.22:施主検査
- Vol.23:竣工・引き渡し
- Vol.24:完成写真
- Vol.25:5年後の様子
- Vol.26:「住んでみて・別冊TAIKEISHA」より
- Vol.27:事例集に掲載しました。