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NO.41_TH-HOUSEができるまで

Vol.16:照明器具シミュレーション

(20011/11/19)

TH-HOUSEの建て主さんと、神田にあるコイズミ照明で、照明器具の確認を行ってきました。

コイズミ照明のショールームでは、実際の照明がイメージできるように、居室のモデルルームが用意されており、ここで明るさ、光の質、光源の違いなどをシミュレーションすることで、実際に体感出来ます。

キッチンや吹き抜け空間などが、実際の空間をイメージさせてくれるので、とても良い体験ができます。

このスペースで、設計図を見ながら器具の確認をしてきます。

 

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ところで、最近のLED器具の普及速度は、非常に速く、数ヶ月前には不満だったLED器具のデザインの不満点も、いくつかは進化していて、その早さに驚かされました。

原発事故による節電も大きく影響していると思います。

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さて今回は、老後の家なので、綺麗に見える照明デザインに加え、特に器具の維持管理=球の取り替え易さ、加齢による見え方の改善が、照明設計のテーマになっています。

実は、数ヶ月前の実施設計段階では、クリプトン球(=白熱電球)をいくつか選んでいたのですが、LED器具の急速な普及と、価格が手頃になったことを踏まえ、LEDまたは、蛍光灯に変えました。

消費電力は、白熱球の1/8で、かつ寿命が長い=球が切れないLEDは、今後増えることは間違いありません。

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ただし白熱電球系の器具は非常にモノが綺麗に見える特性があるので、ダイニングテーブルを照らすペンダントだけは、残しました。
将来的には、この器具は取り替えが可能なので、今回は暫定的な考えで選んでいます。


ともかく、この1年くらいで、照明に関する設計の考え方は、急速に変わっています。
エネルギー損失の大きい白熱球は今後は激減していくでしょう。

場所柄(秋葉原)ですが、帰り掛けに、LED球専門店がいくつかあることにも驚かされました。