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NO.40_TW-HOUSEができるまで

Vol.07:建て方工事

(2011/02/05)

今回は、建て方工事の様子です。

木造在来工法2階建てですので、土台を敷くのに1日、柱梁を組み上げるのに1日、合計2日の工程です。

初日の土台敷きは、建物を支える土台を基礎の上に緊結する工事です。

2日目は、工場で加工された柱梁を組み上げる工事です。

柱梁をクレーン車が上へ運び上げ、鳶や大工がそれを順番に組んでいきます。
足場がしっかりしていない状態での作業は大変です。

建て方の作業は、道行く人が多くの足を止めて眺めていきます。

帰宅途中の小学生も、友達と一緒に眺めていきました。
帰りがけに「明日が楽しみだね」といっていました。
ものづくりとは、誰にとっても楽しいことなのですね。


施主のTWさんも、一日立ち上がっていく建物を眺めていました。

夕方近くには、建物は上棟しました。

これまで眺めていた、模型がそのまま立ち上がったようで、不思議な感覚です。

最後に島田工務店の社長に、四方をお払いして、乾杯しました。

帰りがけに施主のTWさんから、お祝いのお弁当をいただき解散しました。



・初日は土台を基礎の取り付けます。


・プレカットの詳細。機械による仕口の加工


・土台の仕口


・取り付けられた土台。



・2日目に建て方が行われました。


・オペレーターの腕が大切です。


・下に並べられた柱・梁をクレーンで持ち上げます。


・鳶や大工が組み立てます。


・材料置き場


・危険な足元での作業


・材料には番号が打ってあって、プラモデルのように組み立てます。


・2階の柱を立てた状態


・小屋梁まで進んだ状態


・屋根を残して躯体がほぼ完成。



・側面から見る。


・帰宅途中の小学生が熱心に眺めていました。
「明日(の完成)が楽しみだね」といって帰りました。


・TWさんも朝からずっと見学


・上階へ上がってみる。



・建物の垂直を矯正する。


・夕方に上棟。


・CGと比較してみる


・幣束がついて、祝上棟!


・建物の四方をお清め。


・塩と酒とお米


・皆で乾杯


・最後に記念写真


当日の夜、施主のTWさんから、建て方工事の感想をいただきました。


 

 
「大変お世話になっております。
 今日はありがとうございました。

 まず遠目にクレーンアームが見えた時、その高さに驚きました。

 保育園に行く途中だった子供も大変喜び、しばらく眺めていました。

 数多くの柱を順序よくあげる、上で慎重にかつリズムよく組み立てる、

 電線に触る事無くアームを動かす技術・・

 すべてにおいてプロの技で感心しきりでした。

 とても楽しく貴重な一日を過ごす事ができました。」