【木 造】に関する記事一覧
NA-HOUSEの改築が一段落
家族の成長に合わせた改築工事が一応一区切りしました。
ただ、家族と、子供たちの関係を空間にレイアウトすることは、途中経過の状態です。
今回は基本的な空間を用意して、子供たちのさらなる成長に合わせて、カスタマイズしていこうという進め方です。
お子さんが、家の中でどのように過ごすことを望むか、また子供自身が望むかは、家族ごとの考えの違いがあり、各家族で微妙に異なります。
しかし従来のような密室型の子供部屋をつくろうとする家族は、私の施主ではほとんどいません。
むしろ家族の中で、子供の個性や、成長に合わせて、距離を取りながら、最適化するというのが一番多いケースです。
今回は、狭小住宅の中で、風通しが良く、家族の成長に合わせた適度なプライバシーを確保することを目標に、子供のスペースをレイアウトしています。
場合によっては、10年後には子供が旅立つことも想定しながら、子育てを楽しむことインターネットができるような住宅を目指しています。
投稿者 ooto : 13:27
NO.44_OM-HOUSEの1年点検
投稿者 ooto : 09:03
NO.13_FT-HOUSEの緑
・夏ツタの成長
・ベランダの壁を覆う
・アプローチ周り。
・ベランダ側からの眺め
・新築当時(2003年)
投稿者 ooto : 23:04
10年経過のNA-HOUSE
オンライン設計室NO.17_NA-HOUSEを更新しました。
NA-HOUSEは、竣工後10年が経過しました。
新築時にまだ1歳だったお子さんは、今春に中学生になり、小学生の弟との2人姉弟になりました。
家族の成長に伴って、室内に手を加えることになり、設計のお声を掛けていただきました。
ほぼ9年ぶりに伺いましたが、室内は当時の空気と同じであり、時間のギャップをあまり感じませんでした。
外部も、メンテナンスが良いので、劣化は進んでいますが、それはそれで良い味になっていました。ただ木部には、再塗装が必要な時期のようです。
今回は、お子さんの成長に合わせて、徐々に個人のスペースを与えていくのですが、NAさんらしいお考えがあり、通常の個室をつくるのではなく、可変性が高く、かつ家族と同様に、いつも家族がどこにいても、息吹を感じるようなスペースをつくる予定です。
今後、設計を詰めていくことになります。
さて、駅からNA-HOUSEへ向かう有名な教会通りを通るのですが、昔ながらの店が随分減って、通りの雰囲気が変わっていました。
ただ一つ、昔ながらのクリーニング屋が残っていました。
お店の中ではお年寄りが作業をされていたのですが、この昭和チックのお店をいつまでも残して欲しいものです。
投稿者 ooto : 16:55
木造4階建て住宅という選択肢
下町地区に計画された木造軸組工法、4階建ての提案です。
残念ながら採用されず、実際には建築されませんでした。
4階建て住宅の場合、建築基準法上、耐火構造が要求されます。
これまで耐火構造が要求される場合は、RC構造か鉄骨構造で計画されますが、近年は木造在来軸組工法でも建築が可能になり、建築構造の選択肢が増えました。
木造住宅の最大の利点は、建物本体の重量が、RCや鉄骨造に比べ、1/2-1/3程度と軽いことです。
軽量であるということは、地盤に関しても強い地耐力を必要としません。
一般的に下町地区は、地盤が悪い場合が多く、その場合建築の自重が軽量である点は非常に有利になります。
この木造4階建ての提案は、木造の軽さを活かして、表層の地盤で成立する点を考慮して、提案しました。
東京の下町地区のRCや鉄骨造の4階建て建築の支持地盤は、通常30メートル以上の砂礫層になるのですが、ある程度表層の地盤に耐力があれば、軽量の木造建築であれば表層で支持することが可能になります。
30メートル以上の支持層まで達する杭工事には、かなりのコストが掛かるので、小さな建築では、コストのバランスを崩してしまいます。
ただこの場合、木造が最良の選択という訳ではありませんので、RC造や鉄骨造と並んだ構造として新しい選択肢が出来たという状況です。
現在使える、木造在来工法の耐火構造は、耐火ボードで包みこむ皮膜型であり、構造材としての木材は見ることが出来ないので、木造のデザインを活かすという訳にはいきません。
様々な条件が整えば、このような4階建ての木造在来軸組工法という選択肢がります。(5階建ての総木造は法律上今のところ不可です。)
興味がある方は、ぜひお問い合わせください。
投稿者 ooto : 23:09
NO.47_AS-HOUSEを更新
下町住宅のNO.47_AS-HOUSEを更新しました。
新居に持ち込む家具がおおよそ目途き、設計の基本もしっかりとしてきました。
打ち合わせを何度も重ね、ゆっくりですが設計が進んできました。
今回の設計テーマの一つは、ビルに囲まれてしまった環境条件を克服することが一番です。
この点は、トップライトとその反射光で、2階の居住スペースを中心に明るさを確保しています。
また現在はほぼ真っ暗の1階まで、自然光を落とし、1階においても、上からの光ととともに、2階との繋がりを感じられる家に仕上げています。
またもう一つのテーマは、下町ならではの、町に開いた住宅とすることであり、それは1階の土間空間のつくりかたにあると考え、道路に面した1階のつくりの工夫をしていることです。
1階の土間空間が、まちへ開いていて、玄関を開放したときには、誰でも気軽に中へ入って来やすい構えとしています。
その点が下町住宅の一番の特徴であり、まちとつながる工夫です。
投稿者 ooto : 09:15
花が散る
今日は台風の影響による強風で、満開の金木犀の花が落ちて、花弁が吹きだまりの状態になっています。
風が無ければ、もう数日間は、開花を楽しませてくれると思うので残念です。
ただ、例年落ちた花の清掃は、結構大変なので、掃除がしやすいところに集まってくれたので、その点は助かります。
鮮やかなオレンジ色の花弁は、地上に落下すると急速に色が抜けてしまいます。
それにしても、台風一過の今日は、10月だというのに30°近くまで気温があがり、蒸し暑いですね。
これをきっかけに、秋が深まってくれると良いですね。
投稿者 ooto : 18:39
金木犀
自宅の金木犀の花が、咲き誇っています。
今年も、例年と同じような10月初旬に満開となりました。
独特の甘いニオイを、周囲に漂わせていて、これから本格的な秋になるのだとしみじみ感じてています。
この金木犀は、以前住んでいた住居から、ここに移植したもので、今は亡き義母が大切にしていた花木なので、こちらに来てからも大事にしています。
ベランダの間から、すくっと伸びて、2階の居間からよく見える位置にあります。
同じ角度の10年前の写真と比べると、その成長の度合いに驚かされます。
春先に自分で、枝を裁断していますが、一体どこまで大きくなるのでしょうか。
この木には、山鳩も良く来て、気持ちよさそうにさえずっています。
そういえば、建築後10年経過しましたが、樹木の変化だけでなく、家族構成も変化しました。
当初小学生だった長男は、昨年から関西の大学へ行ったので、住んでいるのは夫婦と犬一匹です。
10年一昔とは、良く言ったものだと感じています。
投稿者 ooto : 13:18
蔵の骨組み
古い蔵は、東京の郊外の農家でも見かけますが、蔵の解体を目にすることは、これまでありませんでした。
たまたま、目にした雑誌「民家」の表紙に、蔵の解体現場の写真が掲載されていました。
解体が始まり、分厚い、外壁の土壁を、総出で剥がし落としている現場写真です。
蔵の構造体を見る機会は滅多にないので、とても新鮮に見えました。
そもそも蔵は外観としては、大壁なので、本体が木材の柱梁貫で構成されているというあたり前のことを、つい忘れがちです。
この写真を見ると、3尺ピッチの柱と貫は、野太く、質実剛健で、美しい格子を形成しています。
この柱と貫には、壁としてぶ厚い土壁が塗られていました。
土壁により耐火性を高めていたのが第一の理由だと思いますが、土が落ちた直後の柱や貫の木材は、年季の入った褐色をしていて、素晴らしく美しく見えます。
壁が土壁という自然材料であるにしても、木材の耐久性はかなりのものがあるようですね。
最近木造耐火建築物を設計しましたが、この蔵の解体写真を見ていたら、昔から耐火性能を高めた木造建築が、日本にはあったのだと再認識した次第です。
投稿者 ooto : 12:00
NO.45_KY-HOUSEの写真を追加
NO.45_KY-HOUSEの写真を追加しました。
外構工事がようやく出来上がったので、外観写真を追加しました。
地盤面のコンクリート打設が終わり、足元がしっかりしたので、建物もシャキとしました。
たった10坪の敷地なので、エアコン室外機や給湯器室外機の置き場に苦労しました。
上階のエアコン室外機は、周囲に迷惑を掛けないように屋根の上に設置しました。
ただし、給湯器の室外機は、裏に設置できるスペースはないので、道路側に置くしか方法がありませんでした。
今回この給湯器は、玄関脇に、しっかり設置しました。
ただ、外壁色と同じ色を塗ることで、建物と一体化しました。
日当たりが良いので、今後グリーンなどを置いてもらえれば、気にならないですよね。
今後の徐々に、周囲へ馴染んでいくと思います。
投稿者 ooto : 14:32
OM-HOUSEのテレビニッチ
メンテナンスで、オンライン設計室NO.44_OM-HOUSEへ伺いました。
引き渡し前には設置されていなかったリビングのテレビが、綺麗にテレビニッチへ設置されていました。
漆喰壁をニッチ状(凹み)にしたテレビの設置は、工事が結構大変で、配線や、取り付け金具などを十分考慮する必要があります。
多くの人の手を煩わせて手間を掛けてつくったテレビニッチなので、上手く納まり、OMさんにも喜んでいただきました。
左官屋さん、電気屋さん、大工さん、そしてテレビ屋さんには大変感謝しています。
さてまだ引っ越し後1ヶ月で、荷物の整理中ということでした。
1階に入居のご高齢のご両親にも喜んでいただき、良かったです。
また自治体が工事を担当した道路工事も終わり、こちら側の外構工事も完成してようやく全体が落ち着きました。
・(入居前のテレビニッチ)
投稿者 ooto : 14:31
NO.45_KY-HOUSEを更新
NO.45_KY-HOUSEを更新を更新しました。
遅れていた工事も完成して、ようやく引き渡しが行われました。
在来軸組工法で1時間耐火構造の住宅が、完成しました。
耐火構造の仕様規定で、耐火性能を上げるために、壁が非常に厚く、見た目に安定感がある一方、内壁側に少し圧迫感がでますので、設計時には、モジュールにはゆとりを持って計画する必要があります。
またこれは当初予期しなかったのですが、非常に熱容量が大きな室内が形成されたので、室内に温度差が出来にくく、安定した室温環境が出来ることに気がつきました。
その理由は、耐火仕様で要求される石膏ボード厚みは、通常12ミリが一枚のところを、24ミリが2枚と実に4倍の厚みになっているからです。
これが壁、天井、床の面に形成されているので、厚みに比例して、室内側の熱容量は大きくなっています。
ある意味で、外断熱の住宅に近い環境になっていると思われます。
あとこれだけの部の厚みに、グラスウールが入っているので、遮音性が非常に高い住宅になっています。
その他プランニング的には、狭小地の10坪敷地に、家族が快適に生活できる設計となっているはずです。
投稿者 ooto : 12:17
NO.45_KY-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.45_KY-HOUSEを更新しました。
最終仕上げ工事の段階に入りました。
この住宅の構成は、狭小住宅なのでいたってシンプルな計画です。
それを補完するデザインとして、各スペースに彩りとしてのインテリアタイルが使われています。
間接照明や、キッチンなど小さなスペースのアクセントになっています。
手摺り兼用の布団干しや、窓上の霧よけなどの実用品も、外観を損なわないようにオリジナルでつくっています。
投稿者 ooto : 14:12
狭小地・木造耐火KY-house内覧会
建て主のKYさんのご厚意により、7月20日(土)に、内覧会を出来ることになりました。
この住宅の特徴は、10坪という狭小敷地に建つ、木造在来工法3階建て住宅で、日本木造住宅産業協会認定の1時間耐火建築物になります。
都心の商業地区に、小さな戸建て住宅をご希望の方に、木造住宅を選択するという。新しい道が開けてきたと思います。
この敷地は、周囲を高いビルに囲まれたたった10坪の狭い敷地ですが、都心に住むというご希望の住まい手の強い気持ちが表れた住宅です。
この木造耐火建築物は、かなり大変重厚な仕様になっていますが、その工事の模様は、このブログをご覧にいただければと思います。
またキッチンに関しては、家具デザイナーのCAMP大原さんに御願いしています。
なお、今回の内覧会は、事前予約制にさせていただきますので、見学をご希望の方は、下記までメールにてお申し込みくださるよう御願いいたします。
【計画概要】
・設計監理 建築計画網・大系舎
・構造設計 安藤美樹建築設計事務所
・敷地面積33.99m2(10.26坪)
・延床面積72.94m2(22.02坪)
・木造在来工法3階建て
・耐火構造・木住協認定(1時間耐火構造)
・施工 ISOLAHOME
・キッチン家具 CAMP(大原温氏)
日時:7月20日(土) 10:00-17:00
場所:東京都江東区(メトロ・大江戸線清澄白河駅から徒歩1分)
投稿者 ooto : 11:11
NO.47_KY-HOUSEを更新
NO.47_KY-HOUSEを更新しました。
外部足場が外れ、外観がお披露目されました。
狭い敷地なので、足場をばらすのが大変でした。
外観は飾り気のないシンプルで、シックなデザインに、まとめました。
当初の模型のイメージにかなり近い感じで、出来上がったと思います。
外壁デザインとしての最大の危惧された点は、今回の木造耐火建築の耐火仕様では、ALC35ミリ厚の上に、窯業サイディング15ミリ以上のものを使わなければならなかったことです。
結局、選択肢としては、既製のサイディングを使わなければない点でした
これは、色合い、テクスチャーとも許容範囲に納まるサイディングでした。
投稿者 ooto : 10:20
NO.45_KY-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.45_KY-HOUSEを更新しました。
現場では、内装工事が進んでいます。
キッチンは、家具デザイナーの大原さんへ御願いしました。
スペースが小さいので、既製のキッチンは納まりにくいのと、キッチンがLDKの中心に位置するので、インテリアに相応しいキッチンが欲しかったからです。
今回のキッチンは、天板はステンレス厚板で、箱は無垢のナラ材を使ったシンプルな形状のデザインです。
実際に運び込まれたキッチンは、室内に調和して迫力があります。
さて、現場では大工工事が終わり、クロスや塗装の仕上げ工事が進んでいます。
下地処理からクロス張りの一連の作業を見ていると、プロの作業には脱帽してしまいます。
外部は、雨樋の工事や、小さいながらもベランダの工事が終わり、近々足場が解体され、外観がお披露目されます。
投稿者 ooto : 11:46
NO.44_OM-HOUSEを更新
NO.44_OM-HOUSEを更新しました。
竣工検査も無事通り、引き渡しの段階になりました。
お会いしてから、約1年がかりの家づくりでした。
共友建設の職人の皆様には、最後までご苦労をお掛けしました。
入居前にとりあえず、完成写真を撮影しました。
投稿者 ooto : 18:12
NO.44_OM-HOUSEを更新
引き渡し前は、最後の調整や清掃で、現場は職人達が大忙しです。
1ヶ月ほど工期が伸びてしまいましたが、ようやく完成です。
清掃が終わったあと、最後の点検を行いました。
また照明の様子を見るために、暗くなるまで居残り、チェックを行いました。
照明のシミュレーション通りの明るさが確保されていて、一安心でした。
投稿者 ooto : 23:47
NO.45_KY-HOUSEを更新
NO.45_KY-HOUSEを更新 しました。
現場では、内装工事が進んでいます。
床フローリングもほぼ張り終わり、室内の形状がほぼ見えるようになりました。
鉄骨階段に踏み板が取り付き、上下階の昇降がとても楽になりました。
狭小住宅の設計のポイントは、階段のつくりにあります。
ゆったりとした階段であれば、上り下りは楽なですが、その分平面的な広さが必要です。上下階の移動が楽であり、かつ面積的に最小限で済むような階段設計が必要になってきます。
また階段室は、圧迫感を感じやすい空間なので、蹴込み板を省略し、広さを感じられる階段としてみました。
また現場で木建具屋さんと打ち合わせを行いました。
家具絡みの納まりを検討しながら、枠まわりや最終的な扉の納まりを決めました。
外部では、窯業系のサイディングが張られていました。
今回選択ものは、すっきりした外観のデザインのものになりました。
投稿者 ooto : 19:33
オープンハウスの開催
NO.44_OM-HOUSEは、6月末に竣工予定で、工事が進んでいます。
今回、OMさんのご厚意で、オープンハウスを開催することが出来るようになりました。
この住宅は、変形かつ狭小敷地に建つ、木造階3階建て、2世帯住宅です。
この住宅の向かい側は、都営住宅の敷地であり、開放的な景観を享受できる敷地です。
室内の仕上げは、漆喰塗りとしていますので、その空気感をぜひ体験してみてください。
お時間があれば、ぜひ参加してみてください。
お待ちしております。
■計画概要
- 設計監理 建築計画網・大系舎 1級建築士事務所 担当(大戸 森川)
- 施工 共友建設(碇谷 横山)
- 敷地 76.71m2(23坪)
- 延べ床面積 122.71m2(37坪)
- 木造在来工法 3階建て
- 2世帯住宅
- 変形狭小敷地
- 外壁:ガルバリューム鋼板小波板仕上げ
- 内装:漆喰仕上げ(一部クロス)
- 日時:6月22日(土) 10:00-17:00
- 場所:府中市武蔵台(JR西国分寺駅から徒歩5分)
この住宅のこれまでの建設過程は、こちら(オンライン設計室NO.44_OM-HOUSE)をご覧ください。
■なお恐縮ですが、ご見学は、予約制とさせていただきます。
当日の詳しいご案内は、お手数ですがこちらまで、メールにてご連絡下さい。追って詳しい資料をお送りいたします。
soudan@taikeisha.net担当:大戸 森川
投稿者 ooto : 08:55
NO.44_OM-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.44_OM-HOUSEを更新しました。
現場では、内装仕上げの最終段階に近づいています。
大工の清水さんによる手間が掛かった階段工事は終了していました。
次の工程として、左官や壁紙などの工事に入っています。
漆喰塗りは、いつものように美壁工業の佐々木さんに御願いしています。
漆喰仕上げの工程として、下塗りとしてのプラスター塗りを行っていました。
壁の出隅は、専用の鏝を使い、微妙な丸みをつくり、素肌が当たっても傷にならないようにしています。
現場は、最終段階なので多くの職人さんが入っていて、活気があります。
塗装工事も始まり、最終仕上げが始まりました。
現場ではラストスパートに入ってきました。
投稿者 ooto : 10:43
NO.46_KY-HOUSEを更新しました。
オンライン設計室NO.46_KY-HOUSEを更新しました。
現場では、内装工事が進んでいます。
鉄骨階段が納まり、上下階の移動がスムースになりました。
定例打ち合わせの日に、キッチン収納の家具デザイナーに、現場へ来ていただき、意見交換を行いました。その結果、新しいアイデアが浮かび、現場に取り入れるようになりました。
内部では、壁と天井工事が終わり、あとは床下地工事が残っています。
内装工事が進み、インテリア空間が見渡せるようになったので、施主に現場へ来てもらい、完成空間を想像しながら、壁のクロスや建具の塗装色、そして金物類を決めました。
また外部では、窯業系サイディングを張る下地として、ALC板の工事が進んでいます。
屋根は、ガルバリューム鋼板の屋根が張り終わっています。
今後は、最後の追い込みの段階に入ります。
投稿者 ooto : 16:37
NO.44_OM-HOUSEを更新
NO.44_OM-HOUSEを更新しました。
現場では、階段の製作が始まりました。
今回は狭小住宅なので、階段の作り方が計画上重要なポイントになります。
一部に廻り階段があるので、大工の清水さんはは難しい加工を根気よく行ってくれていました。
原寸図をつくりながら、納まりを細かく加工しているので、見学しているととても面白いものです。
複雑に絡み合う納まりを、上手くまとめていただき、感謝です。
今回の設計では、シンプルに段板だけがある階段ですが、準耐火建築の規定で厚みは60ミリもあるしっかりしたものです。
また左官の佐々木さんに、現場の下見をしていただきました。
漆喰のサンプルを見ながら、微妙な色を確認しました。
投稿者 ooto : 12:31
オープンハウスの予定
NO.44_OM-HOUSEは、6月の月末に竣工予定で、工事が進んでいます。
今回、OMさんのご厚意で、オープンハウスを開催することが出来るようになりました。
お時間があれば、ぜひ見学に参加してください。
詳しくい情報は、後日お伝えいたします。
日時:6月22日(土) 10:00?17:00
場所:府中市(JR西国分寺駅から徒歩5分)
設計概要
木造在来工法3階建て
変形狭小敷地
2世帯住宅
室内漆喰塗り
外塀壁板金加工
■オンライン設計室 NO.44_OM-HOUSEへリンク
投稿者 ooto : 09:25
NO.44_OM-HOUSEを更新
現場では、大工の横山さんが最後の仕上げ工事でがんばっています。
床フローリング材は、ウォールナットのFJL集成材です。
濃い黒褐色のフローリング材で、綺麗な色味です。
今日はこれから木製建具の製作に入る、建具屋さんの矢沢さんとと打ち合わせが出来ました。
家具の扉や、内部ドアの製作をお願いします。
今回は、素材や納まり、金物について、意見交換を行いました。
外部では、外壁のガルバリュー鋼板小波板張りは、もうすぐ張り終わります。
足場が外れ、全貌が見えるのが楽しみです。
投稿者 ooto : 17:15
NO.44_OM-HOUSEを更新
NO.44_OM-HOUSEを更新しました。
内外の仕上げ工事が進んでいます。
外部では、ガルバリューム鋼板小波板張りの作業が進んでいます。
取り付け工では、影山板金のご夫婦で、狭い場所の作業で苦労されていました。
完成している壁面は、小波板張りの美しい陰影と光沢が、美しさを醸し出しています。
室内では、漆喰仕上げ前のボード張りの作業が進んでいます。
大工の横山さんは、最後の仕上げの作業が進んでいますが、難しい納まりで、思い悩む日々が続いていて、感謝する次第です。
電気工事も左官工事前の取り付け作業に入っています。
次週には、左官の佐々木さんに下見に来ていただく予定です。
投稿者 ooto : 08:58
NO.45_KY-HOUSEを更新
NO.45_KY-HOUSEを更新しました。
今回の住宅は、木造耐火構造という認定工法です。
木造で、耐火構造を床や壁構成するには、室内側に21ミリといった耐火ボードを2重張りにする必要があります。
また外壁側には、35ミリのALC板の上に窯業系サイディング張りという構成です。
いわば、木造の骨組みの上に、分厚い耐火材料の衣を何重にも重ね着するというものです。
そのため、壁の厚みや、住宅本体の自重が重くなるので、設計上はいろいろ工夫が必要になります。
その上、たった10坪という狭い敷地なので、工事の作業スペースも限られており、職人さんの苦労は並大抵のものではないと思うので、本当に頭が下がります。
現在は、電気配線や、給排水設備類の配管工事と平行して、大工はグラスウール断熱材、内部石膏ボード張りが進んでいます。
近くを流れる小名木川は、初夏の穏やかな表情を見せています。
投稿者 ooto : 10:46
NO.45_KY-HOUSEを更新
NO.45_KY-HOUSEを更新しました。
現場では、サッシが取り付きました。
ここまで進むと、明るさ、光の入り方、外部の景色の見え方が良く分かります。
面積は狭いですが、明るく落ち着いた空間が出来上がっていました。
現在外壁は構造用合板が張れた状態ですので、耐火構造の壁をつくるには、外側はこの上にALC版やサイディングが張られる仕様です。
また内部には、耐火構造を形成するために、強化石膏ボード21ミリが2重張りされるという仕様になります。
ここまで来ると、キッチンや家具のイメージが出来るので、完成型が見えてきます。
今回の近傍探索は、
タワーのそばに近づくと、その大きさ、高さに圧倒されました。
展望室から見る東京の風景は、あまりに高すぎて、リアリティーがあまり感じられませんでした。
残念ながら、ky-houseはビルに隠れて、姿を見ることは出来ませんでした。
投稿者 ooto : 19:13
NO.44_OM-HOUSEを更
オンライン設計室NO.44_OM-HOUSEを更新しました。
板金屋さんの影山さんが本格的に、現場に乗り込んできました。
図面で決めたつもりでいても、現場で決断することは無限に発生してきます。
困ったときは、職人の智恵をお借りして、解決していきます。
日本の板金職は、いわゆるシーリングというゴム材料に頼らずに、家を漏水から守る技術をもっています。これは日本の文化と言ってよい伝統技術でしょう。
職人とコミュニケーション取れれば、現場で発生した問題を、上手く解決しながら工事を進めることが出来ます。
足場も整い、現場は安全になってきたので、施主を案内しました。
いつもインターネット経由で、現場の進行はお伝えしているのですが、やはりヴァーチャルの世界と、現実の世界は異なります。
出来映えに満足していただいたようで、設計者としても嬉しいかぎりです。
当事務所では、インターネットを活用して、施主への報告をしています。
現場と施主の一体感をつくり出すためには、インターネットは有効な手段だと実感しています。
投稿者 ooto : 11:46
NO.45_KY-HOUSEを更新
NO.45_KY-HOUSEを更新しました。
中間検査が終わり、工事はスピードを上げ、窓の作成に進んでいます。
窓から見た風景、光の具合などが分かるようになってきました。
窓が決まりはじめると、断然家らしい形が出来てきます。
季節、時間により光が変化していく様子を、想像していると、より住宅の具体的なイメージが湧いてきます。
窓の枠が出来たら、外壁の下地のための構造用合板を張っていきます。
今回は、木造耐火構造なので、ボードを何重にも張り重ねていきます。
狭い場所なので、大工さんには苦労をかけていて、頭が下がる思いです。
ご近所散策。
近くに、古い和菓子屋さんがあり、美味しそうな和菓子が売られていました。
店番のおじいちゃんに声を掛けて、カメラを向けると影に隠れてしまいました。(笑)
投稿者 ooto : 11:22
NO.41_TH-HOUSE 1年点検
今回は、1年点検で伺いました。
室内は、半年ご無沙汰していたので、久しぶりといった感じです。
壁・天井とも漆喰工事なので、クロス仕上げと比べると、生理的な空気感が全く異なります。
透明な空気と言ってよいのでしょうか。
壁内のセルロースファイバー断熱材と連動して、呼吸する空気がつくられているのを、生理的に実感しました。
檜フローリングは、やや飴色になりつつあり、大分落ち着いてきた感じです。
通常、多い建具の狂いもなく、瑕疵に関しての修理は何もありませんでした。
精度の高い工事をしていただいた、施工の金正さんには、感謝しています。
THさんには、今後メンテナンスをサポートする、【sumaiサポ】を契約していただきました。今後、3年スパンで家の状態を設計者として、チェックしていくというものです。
帰りには、四街道から木更津経由で、海ほたるを渡り、横須賀へ向かいました。
海ほたるのスタバでは、午後のゆったりした時間を過ごすことが出来ました。
投稿者 ooto : 15:21
NO.45_KY-HOUSEを更新
NO.45_KY-HOUSEを更新しました。
中間検査も無事パスして、工事は本格的な段階に入ります。
福島出身の大工、佐藤さんは、一本気の人ですが、話すとかなり優しい職人です。
今回は、小さな住宅ですので、細かな納まりがてんこ盛りです。
このようなこまごましたことにも対応していただけるようなので、安心です。
近隣散策として、今回は帰りがけに、近くの住吉庭園に寄ってみました。
広大な敷地に、大きな池がある静かな庭園です。
たった150円ですが、有料なので散策する人の数も少なく、のんびりした時間を過ごすことができます。
園内で、小さな地蔵菩薩を見つけました。
とても優しい表情の菩薩像で、しばし見とれてしまいました。
これに出会えるだけでも、行く価値があります。
投稿者 ooto : 14:36
NO.45_KY-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.45_KY-HOUSEを更新しました。
現場では、木工事が進んでいます。
間柱、金物の取り付けが進み、中間検査を受けられる状態になりました。
また、屋根の野地板が張られ、住宅の外形が分かるようになりました。
また屋根が張られたので、その結果小屋裏空間も分かるようになりました。
小さな住宅なので、プラスαとして小屋裏空間も最大限利用しています。
今回は、少々ややこしい木造耐火構造ですが、大工の佐藤さんにがんばってもらいます。
投稿者 ooto : 17:52
NO.44_OM-HOUSEを更新
NO.44_OM-HOUSEを更新しました。
現場は、地味ですが大切な作業が続いています。
最近春の嵐が吹き荒れることが多く、現場での作業を難しくしています。
横山大工の頑張りで、外部のサッシ工事がおおよそ終わり、室内空間の状態はよく分かるようになりました。
天気が良い時の日射しは、心地よいです。
室内ではユニットバスは設置が終わり、今後は内壁工事に移行していきます。
また外部では、外壁屋根の下地工事が終わり、板金工事が始まります。
ようやく家らしい体裁が整ってきました。
投稿者 ooto : 09:47
NO.45_KY-HOUSEが上棟しました。
都心の敷地10坪・狭小住宅、KY-HOUSEは、晴れて上棟しました。
四寸角の柱梁の構造体は、どっしりとしています。
ビルの谷間に位置しますが、上手く馴染んで、すくっと建っているように見えます。
晴天なので、太陽の入り具合を確認することも出来ました。
住宅というより、家具が大きくなって"イエ"になったイメージです。
この空間に建ってみると、この広さでも、住宅空間としてしっかり存在感があると感じました。
軸組耐火木造住宅なので、仕上げ工事の工程は少々時間が掛かります。
投稿者 ooto : 15:05
NO.44_OM-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.44_OM-HOUSEを更新しました。
仕上げ工事が進んできました。
今回は、板金工事の打ち合わせで、影山板金さんと打ち合わせを行いました。
影山板金さんには、no24_ak-houseにて、板金工事でお世話になりました。
外壁は、ガルバリューム鋼板の小波板仕上げで、屋根は立ちハゼ葺きです。
斜線で、屋根が複雑に折れ曲がり、板金屋さんとしては結構面倒な仕事になりそうです。
板金工事は、左官工事と似ていて、各職人さん独自の方法が多い職種であり、事前の打ち合わせが大切です。
今回の仕上げは、既製の製品を、ただ取り付けるのとは異なり、面倒な作業を伴う一方、職人として腕を振える機会でもあります。------とは、設計者の言い分ですが(笑)設計者としては、そこを期待している工事です。
影山板金さんは、実物の屋根材を持ってきてくれて、目の前で納まりを確認しました。
また私は、近年の事例をiPADを使って、確認しながら、打ち合わせを行いました。
最後に、板金工事の作業を、「楽しみます。」と言っていただきました。
設計者としては嬉しいです。
外装材の板金仕上げは、とても楽しみにしています。
投稿者 ooto : 17:25
NO.44_OM-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.44_OM-HOUSEを更新しました。
現場では、構造金物の取り付けが終わり、仕上げ工事の段階に入りました。
大工は、窓の取り付け作業が始まりました。
開口の大きさが分かるので、室内空間への光の入り方が良く分かるようになってきました。
地味な作業ですが、徐々に工事が進んでいることが分かります。
それにしてもこの現場、整理整頓が徹底していて感心します。
大工の横山さんの几帳面さを感じます。
さて、先日、施主のOMさんご夫妻といっしょに、照明器具のコイズミのショールームに、室内照明のシミュレーションに伺いました。
現在、照明業界はLEDへの移行期であり、LED器具の長所、短所を伺いながら、実際の光を体感して、完成後の照明のイメージを膨らませてきました。
照明器具は、図面上でいくら説明しても伝わりにくいので、いつもここに来て実際の点灯した器具を見ながら施主と一緒に最終確認しています。
帰りがけに、工事中の現場へ寄り、室内に上がって、作業の進行状況を確認しました。
3階では、斜線制限の関係で、斜め壁があるのですが、予想以上の空間の広がりに喜んでいただきました。
投稿者 ooto : 09:21
NO.45_KY-HOUSEを更新
ようやく現場の基礎工事が始まりました。
今回は、ISOLAHOMEさんに施工をお願いしています。
現場監督の小松さんと、いろいろな確認事項をチェックしました。
すでに現場では、地盤改良工事は終わっています。
地盤改良工事は、RES-P工法いう小径の単管を地中に厚入したもので行われました。
今回は、遣り方を行い、住宅の位置や高さの確認を行いました。
小さな敷地ですので、きちんと測量して、間違わないようにしなければなりませんので、遣り方は慎重に行われました。
きちんと位置を確認したあと、現場に小さなユンボを入れて掘削が行われました。
掘削後、RES-P工法の頭が見えてきました。
今後は、捨てコン打設、配筋、型枠と作業は続きます。
投稿者 ooto : 18:23
NO.44_OM-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.44_OM-HOUSEを更新しました。
現場では地味な作業ですが、構造体を形作る作業が進んでいます。
構造金物、構造用合板などを設計図通りに納めていく作業になります。
壁の構造用合板が張られると、開口部の様子がわかりますので、図面と現場を照らし合わせて再確認を行い、場合によっては微調整などを行います。
特に、開口からの光量と、部屋のボリュームなどを再確認していきます。
近々中間検査があるので、大工の作業は大変です。
投稿者 ooto : 15:26
オンライン設計室NO.43_OM-HOUSEを更新しました。
現場は、春一番で強い南風が吹いていました。
まだ風はまともに受けるので、職人が板物を運ぶのに、風にあおられ大変な様子です。
屋根は、1枚目の野地板が張り終わり、空気層を挟みもう一枚の野地板を張ります。
屋根が張り終わると、外形が現れるので、スケール感が良くつかめます。
この敷地は、斜線制限が厳しく、斜めの屋根や壁が室内に現れています。
ただこの斜め空間は、むしろ変化ある楽しい空間として活用しています。
今後は、土台や柱梁にホールダウン金物などを設置して、構造体を固め、審査機関の中間検査に備えます。
今日は恒例の職人さんの顔写真を撮らせていただきました。
投稿者 ooto : 17:36
オンライン設計室NO.44_OM-HOUSEが上棟
オンライン設計室NO.44_OM-HOUSEが上棟しました。
工事は順調に進み、上棟しました。
今回は、床組を根太レスではなく、根太組み構法を採用したこともあり、土台敷きから、上棟まで、3日間を要しました。
敷地が狭く、重機が自由に旋回出来ないので、建て方としては比較的難しいでしょう。
今回は木造在来工法の3階建てですが、柱の寸法を4寸角のモジュールとしたので、骨組みはしっかりと太く、立派に見えます。
骨組みが完成するにつれて、内部空間が見えてくるので、リアリティーが湧いてきます。今回は、サッシの色や形状、ガラスの仕様についても、最後の確認作業を行いました。
今回は天気に恵まれ、気持ちが良い天気のなかでの作業で、良かったです。
工事の途中に、OMさんご夫妻が見学され、これからの仕上げ工事を楽しみにされていたのが、何よりでした。
これからの工程は、徐々に仕上げ工事になるので、設計者も気合いが入ります。
投稿者 ooto : 22:37
オンライン設計室NO.44_OM-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.44_OM-HOUSEを更新しました。
基礎工事の様子です。
この敷地は、武蔵野台地に位置し、地盤は関東ローム層が出て、良好でしたので、ベタ基礎形式に設計しました。
今回は、共友建設さんの写真も使わせていただき、基礎工事のプロセスをまとめました。
今年の東京は、雪が舞う日が多く、コンクリート工事後の養生などにも対応していただき、良好な基礎が完成しました。
また今回の基礎屋さんは、金属パネルではなく、コンパネ製の型枠で、仕上がりにも満足しています。
完成した基礎は、ジャンカもない綺麗なコンクリートでした。
基礎の脱型が終わったあとに、現場監理に伺った日も、小雪が舞う寒い日でした。
週末には、いよいよ建て方が行われます。
投稿者 ooto : 13:38
NO.43_OM-HOUSEを更新
「今日から現場」という前日、東京に大雪が降りました。
しかし今日は、一転して快晴でした。
ただ現場では、雪が積もって敷地には立ち入りが出来ませんでした。
基礎屋さんと水道屋さんが現場に入っていましたが、仮設トイレの設置だけに終わりました。
当日は図面の注意点だけ伝え、後日再度建物の位置と高さの確認をすることで、分かれました。
東京の東部で海に近い現場では、雪がほとんど無く、東京でも西部と東部で、相当の温度差を感じます。
投稿者 ooto : 11:02
NO.45_KY-HOUSEを更新
NO.45_KY-HOUSEを更新しました。
新年になり、地鎮祭が行われました。
商業地域の狭小地であり、都会のビルに囲まれた谷間を感じる敷地です。
大寒が近く、寒さも一段と厳しいことを実感します。
ただ海が近からだと思いますが、直前の大雪の残雪もなく、除雪は不要でした。
東京西部の敷地では、残雪で着工が遅れていることを考えれば随分と暖かいことを実感します。
ようやく着工する段階に進んで安心感があるものの、これからいよいよ現場がはじまるという緊張感で、身が引き締まります。
30分ほどで地鎮祭は終了し、最後に乾杯が行われました。
投稿者 ooto : 16:56
NO.44_OM-HOUSEを更新(解体から、地質調査まで)
現地では、既存木造の解体工事が始まりました。
周囲は閑静な住宅地なので、なるべく騒音やホコリが立たないように、慎重に解体が行われました。
解体が進むと、上棟を記念した幣束が出てきました。
基礎の解体に入り、重機が入って作業を進めると、基礎が無筋であることが判明しました。
古い時代の基礎は、無筋基礎(=鉄筋が入っていない基礎)が多く、不安を感じます。
無筋基礎を壊すのは非常に簡単です。
ただ昨年の大地震でも持ったので、見た目以上に耐力はあるのでしょう。
解体後に、スェーデン式サウンディング調査を行いました。
調査に立ち会い、地層を実見して確認します。
すぐに、粘土層の地山が出てきて地盤の安全性を確認できました。
この場所の地名も○○台といい、地盤が良いことが予想されていましたが、その通りの結果になり安心して工事に入ることが出来ます。
投稿者 ooto : 14:40
「住んでみて」第9弾、NO.41_TH-HOUSEを掲載
「住んでみて」第9弾、NO.41_TH-HOUSEを掲載しました。
「住んでみて」は、入居後の様子をレポートしたものです。
この住宅の設計テーマは、老後のすまいと、漆喰の家でした。
プロジェクトを通して、いろいろ考えさていただいたプロジェクトです。
徐々に施主の手でカスタマイズされ変化していく様子は、住宅の醍醐味だと思います。
いつものように、編集者の市川さんにレポートしていただきました。
■住んでみて第9弾TH-HOUSEへリンク
投稿者 ooto : 16:34
NO.44_OM-HOUSEを更新
NO.44_OM-HOUSEを更新 しました。
いつものように打ち合わせを重ねて、計画案を徐々に煮詰めていきました。
設計の途中で、キッチンやバスやトイレのショールームに行き、実物を確かめながら決めてきました。
また近所の気になる外装材を見学に行き、その仕様を確かめたりもしました。
2世帯住宅なので、階の構成やキッチンやトイレ、そして浴室の共用などについて検討しましたが、床面積が若干狭いので、なるべく共用部分を多くしながら、スペースを稼ぐ方法を提案しました。
また階段を極力ゆったりつくることで、上下階の移動が楽になるように設計を進めました。
検討重ねた結果、ようやく案がまとまり、見積に出す段階まで進みました。
また、ちょうど行われたオープンハウスにも参加してもらい、内外装の仕上げ材を実感しいただくことで、設計にリアリティーを感じてもらうことが出来ました。
解体の時期に近づいたので、最後の総点検で、襖に附属していた組子の指物を新しい住宅の建具に転用することにしました。
また捨てようとしていた、桐のタンスは、家具屋に修理してもらい、もう一度使うことにするようにしました。
投稿者 ooto : 17:18
NO.45_KY-HOUSEを更新
オンライン設計室NO.45_KY-HOUSEを更新しました。
今回は敷地調査と、基本計画の作成までです。
現地調査に現地に伺いました。
敷地は、下町地区の商業地域で、ビルの谷間に位置する10坪の狭小地です。
この敷地は、小名木川に近く、江戸の歴史を感じさせる地域です。
古くからの住民も多く住んでおり、生活利便施設も整っているので、生活しやすい地域でしょう。
ビルの谷間に位置しますが、方位の角度から見ると、午前と午後の陽当たりは良さそうです。
ただし都市計画的に、用途地域は商業地域の防火地区なので、3階建ては耐火建築物が要求されます。一般的には、鉄骨造かRC造となります。
しかし、前面道路が狭く、かつ電線が影響して、これらの構法は難しい場所と思われました。
この場所での建築は、人力でも可能で、小回りが利く木造が最適と思われました。
幸い、社団法人 日本木造住宅産業協会 通称、木住協から木造在来工法でも、耐火建築物を可能にする認定構法があるので、今回はこれを使うことが考えられました。
投稿者 ooto : 18:20
オンライン設計室の新しいプロジェクト
オンライン設計室NO.45_KY-HOUSEが始まります。
下町の江東区に建築する、3階建て木造耐火建築物の戸建て住宅の計画です。
今回は、木造住宅(木造軸組工法)で、耐火建築物という近年認定された耐火性能が高い構法を使います。
江東区、墨田区、台東区などの下町地区の多くは、都市計画的に防火地域の場所が多いで、耐火建築物を要求されます。
その結果、これまでは耐火性能の高い、鉄骨構造やRC構造などの建築構法に限定され、木造で建築することが難しい場合がほとんどでした。
しかし近年、(財)日本木造住宅産業協会から、一般的に多く採用されている在来軸組工法の木造住宅でも、耐火性能が高い建築が可能な認定構法が開発され、だれでもきちんとした手続きを経れば建築できるようになりました。
また今回の敷地は、敷地面積が約10坪という狭小地であり、法的制限や地盤の耐力、工事条件などの諸条件を考えると、木造住宅を採用することがベストと判断されるので、この構法を選択することになりました。
当事務所でも新しいチェレンジですが、施主のKYさんと一緒に、楽しい家づくりにしていけたら思っています。
投稿者 ooto : 17:16
(sumaiサポ)をはじめます。
これから家づくりをお考えの方には、ピンと来ないかもしれませんが、住宅の完成後の話しです。
当事務所では、<sumai>サポという、住まいのメンテナンスサービスを行います。
これは、建築完成後に、2,3年のインターバルで、設計者が各住まいを点検するというサービスです。
意外ですが、このような定期的なメンテナンスサービスを設計事務所が行うことは、あまり聞いたことがありません。
建築後は、設計者と建て主の設計監理契約は切れてしまうので、その後は雨漏り等のトラブルがないかぎり、連絡をいただくことは少ないのが現状です。
そういう意味では、設計者と建て主との距離は、時間の経過ともに遠ざかっていくのが一般的ですが、ここでは建築完成後も、緩やかな関係を保っていつでも、いつでもメンテナンスの相談に乗れる体制を維持していこうというのが、もう一つの目的です。
ところで、建て主は入居後には、住まいの経年変化を見ながら、少しづつ手を加える必要があります。
しかし、その手を入れるタイミングをはかることは、結構難しいと思います。
例えば、塗装の塗り替えのタイミングも、同じ仕様でつくった住宅でも、環境条件が異なれば、そのタイミングも異なってきます。
10年程度で塗り替える必要がある場合もあれば、15年で塗り替えれば良い場合もあります。
ただ単純に、メーカー推奨塗り替え期間をを守る必要もありません。
最適なタイミングを計るのも、専門家のアドバイスが必要だと思います。
また、結構診断と一緒で、トラブルの初期の状態で、メンテナンス出来れば、傷も浅くて済むのではないかと言うのが、基本的な考え方です。
そういう意味で、築年数の違いで、2,3年程度のインターバルを想定したメンテナンスサービスです。
ただ、これは、当事務所で設計監理をさせていただいた住宅限定で行おうと思っています。
■<sumaiサポ>へリンク
投稿者 ooto : 16:00
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