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2017年9月10日
高知県立牧野富太郎記念館
もう1年ほど前のことですが、内藤廣氏設計の、高知県立牧野富太郎記念館に遊びに行きました。
高知の南部の小高い山の斜面に、植物学者の牧野富太郎の資料館が、植物園と一体的に設計された建築です。
完成は1999年なので、既に18年経過しています。
構造は木造と鉄骨のハイブリッドで、木と金物の納まりを見ているだけで楽しく、いろいろな場所に発見があります。
20年近く年月が経過した現在は、周囲の植物園と一体的に調和して、とても環境に馴染んでいました。
時間が経過した木材は、程よい色調で、とても落ち着いた雰囲気を醸し出していました。
見学時間の関係で全部を巡った訳ではないのですが、傾斜地建つので、建築が廻りの高低差をそのまま受け入れいるので内部に変化があり、箱物の建築では味わえないような、環境建築という言葉を連想させるように感じました。
私自身は、日頃都心のせこせこした仕事が多いので、このようなのびのびとした大らかさを感じる建築が、とても好きになりました。
投稿者 ooto : 2017年9月10日 20:53 ツイート