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2013年9月30日

「終わりから始まるものがたり」

ちょっと不思議な展覧会です。
ものごとには終わりがあってそれに向かっていくのですが、その終わりが生活の中でなかなか意識できなくなってきています。それをちゃんと意識して、どうやって終わりに向かって生きていくかということを考えるための展覧会。
日比谷図書文化館が主催ということで、「終わり」についてのいくつかの問いに対して、データや図書館司書により選ばれた「本」をヒントに自分なりの答えを見つけていくというものです。
 
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「世界の終わりとは何なのか?」の問いには「火の鳥」が置かれていたり、「年相応に老いたいか?」の問いには、ニューヨークのおしゃれおばあちゃんのファッション写真集なんかが置いてあります。
非常に考えさせられる面白い構成の展覧会でした。
 
「生きるって何なのか?」「どこまでが私なのか?」など、単純だけど非常に難解な質問ばかりで、短時間でその答えには到底たどり着けませんが、なんだか「本」を手にとってみたくなります。(森川)

投稿者 morikawa : 2013年9月30日 15:33