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2012年9月14日

住んでみて・別冊TAIKEISHA TD-HOUSE

住んでみて・別冊TAIKEISHA第8弾、下町の2世帯住宅TD-HOUSEを、掲載いたしました。

大田区に建つ、RC構造2世帯住宅の入居4年後の様子です。

いつものように、編集者の市川さんにレポートを御願いしています。

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大田区の狭小地に建てた、敷地22坪の3階建て住宅ですが、竣工は2008年です。

少し前に、北京オリンピックがあり、鉄材や石油が高騰して、とても困った思い出があります。

また、例の構造偽装事件を受けた建築基準法改正で、建築が厳しく規制されたことでも話題になった時代です。

当時、いろいろなことがありましたが、何とかみんなの努力で出来上がった思い出深い住宅です。


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当時は、5人家族だったのですが、現在は一人増えて6人家族で、とても賑やかです。

今回の市川さんのレポートには、良い点だけでなく、設計者として反省すべき点も、端的に述べられているので、今後の大切な課題として、設計者として心して読ませていただきました。

建て主のTDさんには、完成後も、住宅をより良いもにしていくという視点で、家づくりに関わり続けていただいている点は、設計者として嬉しいかぎりです。

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設計者は1年点検を終えると、その住宅に対する関わりは、かなり薄れてきます。

おおよそ何か大きなトラブルがある時に、連絡が入ることが多いので、むしろ時間が経過した建て主から連絡をいただくと、何があったのかと、ネガティブなとらえ方をしてしまいます。

入居後、時間を経過したすまいと、もう少しポジティブな関係を続けていくことは出来ないかというのが、今回のテーマです。

これから家づくりをされる建て主とっては、家づくり後の遠い話しで、ピンと来ないかもしれませんが、設計者としては大切なテーマとして考えていきたいと思います。

お話しの後には、いつもように美味しい手料理をいただきました。

 


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投稿者 ooto : 2012年9月14日 12:31