2012年4月 4日
NO.41_TH-HOUSEはほぼ完成
オンライン設計室NO.41_TH-HOUSEがほぼ完成しました。
今日は審査機関の検査と、施主検査です。
春の嵐で、外構の一部塗装工事が残ってしまいました。
室内の仕上げは、ほぼ完成しています。
漆喰壁塗りの室内の空気は、クロスと比べると全く違います。
これは実際の室内で呼吸をしないと体験できない生理的な心地よさです。
室内仕上げは、床の養生シートを外して、はじめて見る全貌です。
この瞬間は設計者とし一番、緊張する瞬間です。
室内の雰囲気は、床壁天井の全体が一体となったものですが、工事中は床とか壁の工事は時間差で行われるので、各々を切り取った形でしか見ることしか出来ません。ですから工事中は、常に完成型をイメージをしながら決定していきます。
最終的に統合されてバランスされるかというのが勝負所です。
檜の床は、少し黄みがかった白っぽい色です。
これは徐々に経年変化して、色抜けしていきます。
おそらく数年後には落ち着いてくると思います。
今日の写真は引っ越し前の伽藍堂の空間です。
設計者としての仕事は、残念ながらここまでです。
今後は、住まい手のTHさんが、引っ越し後、庭の整備や家具、カーテンなどが設えられていくのですが、THさんがどのように手を加え、どんな風に変化していくか楽しみです。
投稿者 ooto : 2012年4月 4日 10:06 ツイート