不定期日記






2003/04/25: MA-HOUSEアップ

オンライン設計室 project16 MA-HOUSEのアップをはじめました。

MAさんは、大手企業にお勤めのサラリーマンの方です。

拙著『インターネットで家が建った』(光芒社)を読んでいただき、建築計画網・大系舎の家づくりに興味を持っていただいたようです。

はじめて、メールをいただいた時は、家づくりをはじめようと、思い立たれた時点で、まだ土地購入前でした。

その後、実際にお会いして、お話を聞いたり、私たちの家づくりの方法をお話しながら、徐々にコミュニケーションを重ねていきました。



コミュニケーションを重ねながら、徐々にMAさんの真摯ないえづくりのご意志を感じました。

今回は、はじめていただいたメールの交換から、公開していきます。

家づくりを通しての、クライアントの強い意志や、時々感じる不安などが、プライバシーに抵触しない範囲で、可能な限りなるべくストレートで生な情報を公開しながら、オンライン設計室で、記録していきたいと思っております。

PROJECT-16 MA-HOUSEへ



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2003/04/23: 目黒区役所その2

目黒区役所の続編です。

区役所の中央付近に、茶室(四十雀の間)があります。

中庭の池に突き出る形で、まるで水に浮かんでいるようなたたずまいです。

この茶室は、区民に開放されており、自由に出入りできます。
私たちも中をじっくり拝見させていただきました。

池の中にたたずむ

内部からは、美しい格子の障子や、網代天井を堪能できます。
ラインの繊細さは、村野らしさを感じます。

網代天井

一番感激したのは、障子越しに、菱形の開口を通して見える、池からの光です。

風で揺らいでいる光の様子を見ていると、非常に幻想的でした。この光の様子を、エキシリムで撮影したムービーで再現してみました。WMV形式ですので、WINDOWS MEDIA PLAYERで再生可能です。

天気の良い晴れた日のお昼頃に行くと、見ることが出来ると思います。
軒下に反射する光も、内部から見ているととても美しく、幻想的であります。

ムービー(クリックで再生)

ここからは、私の推測です。

この光の揺らぎは、計算ずくめでつくられたというより、村野が、ここである瞬間に思いついたもののように感じられました。思いつきが悪いのではなく、こういった極上のある瞬間を発見して、すぐに建築に定着させていく村野の、思考の自由さを見習いたいと思いました。

日生ホールにある貝の天井も普通では発想できない仕上げですね。思いついた瞬間に、建築化して情熱、自由さはすごいですね。

村野建築の面白さは、既成の観念にとらわれず、自由に発想して、自由に建築を形作る醍醐味にあるのではと感じました。

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2003/04/18: 馬鹿の高登り

私は高いところに登るのが、大好きです。

まさに”馬鹿の高登り”で、以前は嫌なことや落ち込んだときなど、良くビルの展望台やスカイレストランなどへ行きました。しかし、良く良く見ると東京や大阪の町は、すごいですね。見渡す限り、ビルや住宅が続きますが、その建築量に比べ、私への設計依頼数はなんと少ないことか(笑)



ともかく、高いところや隅っこはなぜか落ち着きます。そう言う意味で、先日完成したFT-HOUSEの小屋裏スペース=ロフトは、FTさんの子供の城になっているとのこと。子供さんの友達が良く遊びに来て、皆で楽しそうにしているとのことです。子供達は、面白い所や楽しい空間には敏感なので、喜んでもらえて良かったと思います。


さて話はかわって、先日クライアント(MAさん)ご家族とキッチンや設備(INAX,TOTO)の打ち合わせで、新宿のLタワーに行ってきました。この高い場所の写真は、このビルからの眺めです。



東京及び近県の設計であれば、いつもクライアントと一緒に設備、キッチン、照明などのショールームを見て歩きます。新宿界隈には、多くのショールームがありますが、きちんと計画しないと見るのが大変です。集中して見れるのは、せいぜい3つくらいだと思います。この日も、TOTOとINAXを回ったのですが、この2つでかなり疲れます。クライアントは、小さなお子さんがいらっしゃるので、なお大変だったと思います。今回は平日だったので、比較的空いていましたが、休日となるともう大変な密度です。


そう言えば、大分以前の話ですが、休日にクライアントとショールームを回っていたときに、TOTOですごい夫婦喧嘩を目撃しました。確かこれが良い悪いの話みたかったですが、住まいを決めるのは、夫婦共同の作業なので、こういった時に性格の不一致が露呈してしまうのでしょう。もちろん私のクライアントではありませんので。


この日は、キッチンの説明を受けることが主体でしたが、奥さんの決断がスムーズに打ち合わせもスピーディーに進みました。MAさんの家づくりは、オンライン設計室に近々アップする予定です。お楽しみに。


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2003/04/16: 建築記念のオリジナルCD

建築計画網・大系舎では、住宅完成後、クライアントに建設プロセスを記録した記念CDを差し上げています。

内容は、オンライン設計室の記録を、編集したものが主体ですが、飯村さんの完成写真をフォトCDにスキャンしたものも添えて差し上げています。このCDは、もちろん全くオリジナルのものです。またこれは自動で立ち上がる設定をしてあるスグレモノです。(笑)

当事務所では、オンライン設計室というコンテンツで、各プロジェクト毎の記録をインターネット上にストックしています。最終的にはこの情報は、施主の記念になることを心がけています。

オリジナルCD


記録という意味では、日々撮影する写真の善し悪しは、非常に大切ですね。飯村さんの写真の他は、ほとんど私自身の撮影です。もっともっと、写真が上手くなりたいと思っています。撮影した画像を残しておきたいような撮影をしたいですね。もっと修行しないといけないですね。

そう言えば、先日突然愛用のデジカメ=CANON-POWERSHOT G1が故障してしまいました。電気回路がだめになったとのこと。修理に出しましたが、そろそろ良いデジカメが欲しいです(笑)


先日、オンライン設計室のプロジェクト14、STさんに、このCDを差し上げました。昨日そのお礼のメールをいただきました。嬉しい内容だったので、ここで少し紹介させていただきます。



MAIL TO OOTO   FROM ST
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その後如何お過ごしでしょうか?
我が家は引越しからほぼ3ヶ月が経ちお蔭様でだいぶ馴染んで来ました。
ダンボール箱もほぼ見かけない状況になりつつあります。

私的にはもう満足しているのですが、ご察しの通り女房の改善意欲?は
相変わらず燃えつづけております。毎日のようにスチール棚や引出しな
どが補充されています。楽しんでいるようなので「旦那」としては嬉し
く思っておりますが・・・。
相変わらず仕事は忙しいですが、毎日家に帰るのが楽しみになりました。
訪問客も一様に感動して帰っていきます。感謝しております。

--------中略--------


最後になってしまい恐縮ですが、CDどうもありがとうございます。
宝物として大切に保管させていただきます。

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参考までに、STさんの奥さんのバイタリティーを知るにはこのページをご覧下さい。


そうそう、今日飯村昭彦さん撮影の、ST−huose完成写真をアップしました。是非ご覧下さい。



そう言えば、先日竣工したFTさんのお宅は、片づいたのでしょうかね?

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2003/04/12: 目黒区役所=旧千代田生命ビル その1

4月から、目黒区役所が、事務所の近くの中目黒に引っ越してきました。
破綻した千代田生命のビルを区役所として利用して引き継ぐというものです。
これまで、少し不便な場所にあったので、利用する立場としてはすごく便利で、大変面白いアイデアだと思います。

設計は、文化勲章受章者の村野藤吾で、建設はもう40年近い昔の1966年です。
区役所なので、出入りはほとんど自由で、いろんな部屋を開放しており、探索するのが面白い。

アルキャストの外観


旧メインエントランスホール=駒沢通り側は、玄関ホールのトップライトが見所です。以前訪れた、やはり村野の設計した箱根プリンスホテルの構成とほとんど同じで、訪れる人の目を楽しませてくれます。

ホール見上げ


また有名な曲線階段も正面に鎮座しています。詳しく眺めていると、力学的な補強などいろいろ苦労してつくっている様子が見て取れます。

メイン階段=補強が面白い

村野建築の特徴である土からむっくり伸びてくる足下の処理も目を楽しませてくれます。

足下

今回面白い感じた空間は、いわゆる村野建築の見所といった場所より、巧まずして生まれた、空間利用のレイアウトで余ったから、おまけで使われたと思われる休憩所です。

ここは、だだっ広いスペースにイスが置かれているだけのですが、北側に明るい中庭が見え大変落ち着いています。イスの間隔も通常の5倍くらいは離れている感じ。北庭の落ち着いた採光の良さを感じられるスペースで妙に落ち着く空間です。最近全面ガラス張りの空間が多いだけに、光は濃淡であることを感じさせてくれます。

要するに、今回は建築の再利用という手法なので、新築したばかりの空間に比べて、余ったり、スケールがあわなかったりしているスペースが、偶発的でおもしろいと感じれらます。

つまり新築の建築は、使われ方や家具レイアウトなどを設計時に計算し尽くすので、全てが、ピッタリ予定調和的に納まっており、それが息苦しさを感じさせるからではないでしょうか。でも、偶発的空間や、余りの空間を、”計画的”に作るのは、難しいのは文字通りのはずです。

そう言えば、以前注目されたクリストファー・アレキサンダーの、多義的な空間を生む設計理論の魅力も、ここにあったのだと再認識しました。


次回も、目黒区役所の続編をお伝えする予定です。

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2003/04/08:桜桜

今週末は、桜が満開で暖かい休日でした。

日曜日の早朝に、釣りに行ってきました。
今回本命は、黒鯛でしたのですが、残念ながらだめでした。

その変わり、大きなアイナメが2匹掛かりました。あとはメバルが数匹上がりました。そのアイナメは、私ではなく同伴者の甥っ子が釣り上げました。33センチと32センチの2匹です。

アイナメ

本当に大きなアイナメですね。釣った本人も驚いていました。アイナメは、煮付けでいただくと大変おいしい魚です。今回は記念に墨を使って、魚拓を取りました。

魚拓

さて、今日の目黒川、散った花びらがすごく綺麗でした。咲いた花も綺麗でしたが、散った花びらも綺麗でした。今年の桜は、丁度学校の入学式の時期に咲いたので、良かったですね。

散った花びらが綺麗


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