不定期日記





2003/03/31:SM-HOUSES



オンライン設計室の新しいプロジェクト=SM-HOUSESを公開しました。SMさんは、私の出身地である横須賀にお住まいの地主さんです。25年ほど前に建築した鉄骨造の自宅の裏に、3階建ての共同住宅を増築する計画です。

現在の自宅は、広い公道に面した約100M2の土地に建つ、2階建ての鉄骨住宅です。
この鉄骨住宅は、実はもうリタイヤーしてしまった私の父親が25年前に設計したものです。
私の父は横須賀で1級建築士事務所を開設していました。私はその事務所を継承しなかったのですが、そのような縁でこの計画を担当することになりました。

自宅(父が25年前に設計した自宅)


今回の計画は、SMさんのこの自宅の裏にある約200M土地に建つ古いアパートが、老朽化してので、建て替えるというものです。
法律的にいろいろと複雑なのですが、要約すると既存の自宅に、3階建ての共同住宅を増築する形になります。
1階は駐車場で、その上に4戸の小さな女子学生向きの共同住宅をつくる計画ですが、いろいろ工夫したものにしようということで、SMさんとの二人三脚の家づくりが始まりました。

新しいイメージ

昨年の夏に敷地を調査してから、設計の企画から始まって、銀行との融資の取り付けなど、いろんな条件をクリアーしながら、計画を進めています。
特にオンライン設計室では、自宅に共同住宅を増築するという新しいパターンなので、頑張って行こうと思います。

自宅の裏に新しい共同住宅を増築する。

ただし、SMさんはインターネットをまったく使われません。出会いも、インターネットとは全く関係がありません。

したがってこれまでのオンライン設計室のプロジェクトとは多少違ったプロセスかもしれません。
しかし、インターネット上に公開しても良いというお返事をいただいていますので、オンライン設計室上で公開していきます。
したがって今回オンライン設計室に公開する情報は、概要の経過報告という形をとります。

と言うことで、オンライン設計室の新しいプロジェクトをよろしくお願いいたします。


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2003/03/27:地質調査


桜がもうすぐ開花で、事務所の近くの目黒川では、花見の準備が進んでいます。



さて天気が良く暖かかった昨日、現在設計中の木造住宅の地盤調査を行いました。

この地域(練馬区)は、おおよそ地盤が良さそうなことは、資料でしらべていましたが、実際には具体的にその土地そのものを、調査してみないと分かりません。
今回は、木造住宅と言うことで、簡易であるスウェーデン・サウンディング調査を行いました。ここは基本的に関東ローム層が出る良い地盤なのですが、一部以前の建物基礎掘削跡と思われる柔らかい場所が出てきました。ただそれほど深いものではないので、砕石をいれて十分突き固めれば良いと考えられます。まずは一安心といったところです。

土は地域により様々な性質があります。これはやはり土や構造の専門家の意見を参考にする必要がありますね。砂や粘土など粒子の大きさや水分など様々です。



また江東区などは、掘ると半世紀以上前の戦争当時の焼け跡(東京大空襲)の地層が出てきたりします。京都、奈良では遺跡の上に建築されているようなものなので、何が出てくるか分かりませんね。

実際、基礎工事に入ってから掘り返すと、いろんなものが出てきます。オンライン設計室のHM-HOUSEでは、解体後掘り返したら2代前の浄化槽や井戸が出てきて驚きました。



地質調査を行うと、いよいよリアリティーが出てきます。クライアントも今回立ち会って、目で確認してもらいました。いよいよという実感を感じたとおっしゃっておられました。

現在設計中のこの住宅のプロセスは、後日オンライン設計室に掲載をはじめますので、よろしくお願い致します。

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2003/03/24:鍋敷きつくり

先日、子供の小学校で、授業参観があったので、のぞいてきました。

授業内容は、体育館で学年一斉に、荒縄をつかって鍋敷きをつくるというものでした。地元在住の、農家のお婆さんが先生となっての体験授業でした。

荒縄をつかっての鍋敷きつくりは、丁度編み物のようなもので、コツをつかむまで子供達は、試行錯誤していましたが、なれればみんな楽しそうにつくっていました。


私にとって、現在の清瀬の住まいは出身地でないのですが、子供にとってはいわゆる故郷になるんだと思うと、こういった授業は、育った土地の歴史を体験する上で、大切なことですね。社会科の授業では、商店街のお店の見学などもあったらしく、子供は楽しそうに話を聞かせてくれました。


都会で育つ子供の故郷のイメージってどういうものなのでしょうか。
いわゆる”田舎”ではないので、何が心の中に残っているのか、気になるところです。人にとって、生まれ育った場所は、何らかの形で影響を持っているはずです。だからこういった故郷を知ることは、良いことだと思いました。


そう言えば、私の小学生時代は、横須賀で過ごしました。ご存じの方も多いと思いますが、当時の横須賀は港町なので、造船所がありました。現在は日本の造船業は沈滞気味で、そのドッグはなくなってしまいましたが、船の進水式に体験授業で行った思い出があります。大きな船が、ドッグから海へ進水していった迫力ある様子は、今でも鮮明に覚えています。
そのドッグは、今は公園となって、海釣りの恰好の場となっています。そろそろ春も近づき、暖かくなるので、釣りの楽しみが増えそうです。(笑)

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2003/03/17:内房・金谷

昨日、釣りとドライブを兼ねて、千葉の内房の金谷まで出かけました。

今は寒くて、あまり魚が釣れない時期なので、それほど期待はしていなかったのですが、案の定コチが一匹だけ釣れました(笑)釣りをはじめてすぐに、雨が降ってしまい、すぐに竿をたたみました。

コチの顔を見ていると、とても愛嬌がありかわいいです。リリースしたかったのですが、私が釣った本人ではなかったので、持参することになってしまいました。春になり暖かくなると、釣りのシーズンが到来します。楽しみです。




ところで、首都高速から木更津まで高速道路が通じており、その高速料金の高さには驚きました。
川崎と木更津を結ぶアクアラインも通行料の高さから、通る気が起きないし、金谷から久里浜に抜けるフェーリーも高い。結局高速を使うしかないのですが、もう少し何とかならないものでしょうか(笑)そう言えば、以前騒いでいた道路公団の行く末はどうなったのでしょか?

またどなたか、内房へ安く、かつ早く行く方法を教えて下さい。


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2003/03/14:FT-HOUSEはしご写真追加


不定期日記をマイナーチェンジしました。

内容として、今回からこれまでの更新情報(what's new!)と不定期日記を統合します。更新情報もコメントを添えて書き込んで行きます。



さて、今回FT-HOUSEの”ほぼ完成写真”を更新しました。大工の山下さんに、ロフトへのはしごを作ってもらいました。さすがに手早く綺麗なはしごが出来ました。そのはしごの写真を追加しました。



今回FT-HOUSEでは、小山工務店を元請けに様々な職人と出会いました。特に大工の山下さんには、いろいろと苦労を掛けました。特に天井の高さを最終的に決める段階で、吹き抜けがあるにもかかわらず、ミリの単位で指示を出したため、天井の下地づくりで相当な苦労を掛けました。デザインのわがままを通して申し訳なったです。感謝しています。



今回いろんな職人をインタビューして感じたことですが、この住宅は各職人の技に支えられていると言うことです。大手ハウスメーカーなどの作り方は対照的で、品質管理のために徹底して管理に下職人をおきます。だから職人には、匿名で最終的には機械になってもらいたいのです。

一方、私の目指す住宅は、職人の顔が見える家づくりです。もちろん品質管理には気を配ります。その上で、職人には自分が作ったのだと記憶に残る住宅になって欲しいと思っています。もちろん、クライアントにも、作った職人の顔が見える住宅になって欲しいと思っています。

家づくりかかわる、クライアント、建築家、職人がお互いが信頼して、共同して家づくりにかかわることが、一番大切なことだと肝に銘じて設計活動しています。インターネットで、家づくりのプロセスを公開するすることも、その表現の一環ととらえています。


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2003/03/04:ジャクソン・ポロック展覧会?


先日、ジャクソン・ポロックの展覧会へ行って来ました。

力強い生命力感じる作風を見ていると、なんだかとても元気をもらったような気持ちになります。いろんな色彩が、有機的に混じり合い、解け合っている様子は、生命のダイナミズムを表現しているように感じられます。抽象的なような、有機的なようなほんとうに不思議な絵ですね。

ポロックは、作品の制作プロセスを大切にしていたそうです。
絵を描く様が、まるでダンスをしているように描いていたようです。

ポロックの絵?

むしろ作品性をその制作プロセスに求めていたという姿勢は、私の感じている家づくり感ととても共鳴します。ポロックの、キャンパスという殻を自由に抜け出して、美術という枠組みさえも抜け出して、自由に表現している絵は、とても共感できます。大学時代に美術の授業を受けた、小野忠広さんの絵も共通した躍動感あふれるものでした。

そう言えば、日本でも人の背くらいある大きな筆で、6畳くらいある紙に、墨で字を書いている様子は、まるで舞っているように見えますね。きっとリズムみたいなものが必要なのでしょうね。

さて、以上の文章に一つだけ嘘があります。(笑)
実はこの絵は、ポロックの作品でなく、FT-HOUSEの塗装職人さんのズボンです。塗装屋さんの仕事ぶりを感心していたら、つい目が行ってしました。
絵柄が、実に良く似ていました。躍動感あふれる仕事ぶりは、ポロックの制作とよく似ているのかもしれません。ただし塗装屋さんは、意図してつくったものではありませんが。

http://www.taikeisha.net/13ft/ft_30.html



なお、本当のポロックの作品解説は、以下を参照して下さい。

http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/010929.htm


そうそう、ページの『設計の基本方針』のページもマイナーチェンジしました。一度のぞいて下さい。

http://www.taikeisha.net/hosin/housin.html

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