不定期日記





2002/12/25:板金工事


寒い日が続きます。

昨日は、FT−HOUSEの監理に行きました。現場は雪が降りそうな深々とした寒さを感じました。丁度、内野板金の親方が、庇の板金工事をしていました。

板金工事は、ペンチのような”つかみ”と呼ばれる道具を使って、板金を折ったり、曲げたりと細かな作業が続きます。板金は、折り紙のように折り曲げを考え、また曲げた板金同士をかみ合わせたりと見ていると面白いものです。この”つかみ”という工具も、使う用途で何種類もあるそうです。


板金そのものもは鉄なので触ると、体温を奪われ、外気以上に冷たく感じます。
板金屋さんは、こんな日の屋外での作業は、大変です。親方によると、だんだん手の感触が無くなってくるそうです。コーヒータイムに、やっと手の感触が戻り、さあ仕事だと言っておられました。
一方、夏の炎天下では、逆に暑さで大変な作業になります。要するに屋根は、暑さ、寒さから守ってくれるのだから当然なのでしょう。



スレート系が流行し、一時少なくなった金属屋根が、最近盛り返してきているそうです。ガルバリウム鋼板が出回り、カラー鋼板の性能が上がったからでしょうか。ちなみに私の設計では、シャープな感じが出るので。金属系の屋根葺きが好きです。

今回は、ちょっと工夫して、スリムな庇が出来ました。乞うご期待。

普段屋根工事や庇工事は、目線より遙かに上で、危険な工事です。私達も怖くてなかなかじっくりお仕事を拝見できる機会が少ないものです。普段一般の方は気がつかない高所で作業をされています。

近々お仕事の様子を、FT-HOUSEにアップする予定です。

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2002/12/17:ST-houseご案内


オンライン設計室で公開している、ST−houseは、年内完成に向けて、現在最終仕上げの段階です。

さてST−houseを見学したいという一般の方からのお問い合わせがあったので、STさんのご理解で、今回時間調整があえばご案内できるようになりました。

今回は、建築計画網・大系舎の大戸又はスタッフがご案内致します。

ただし、日時を定めたオープンハウスではなく、見学をご希望の方のご都合と、案内する建築計画網・大系舎の時間調整がついたらという条件です。(12月中、又は1月はじめで施主のご了承をいただける日時)

いつものことですが、住宅展示場ではないので、まじめに家づくりをお考えの方に限定させていただきます。

ご希望の方はメール、又はお電話下さい。


ST−HOUSE
これまでのプロセスは、オンライン設計室NO14.ST-HOUSE にてご覧になれます。

住所:東京都内


設計:建築計画網・大系舎

ooto@taikeisha.net
TEL:03-3716-2918


完成予想

12/16

12/16



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2002/12/16:80%

先日、不定期日記で紹介したTNさんからのメールで、

-----大系舎HPの他の方の1年点検の紹介で「緑がほどよく配置され..」なんていうのを見ていると「あ〜うちは木の一本も植えてないし,家具の一つも増えてない..」なんて落ち込んだりする-----

と言う部分をご覧になった、MKさんから久しぶりにメールをいただきました。

昨年竣工したMKさんのお宅も、徐々につくっていこうという考え方なので、TNさんのこのメールの部分は、特に共感したとのこと。

でも便りによると今年の冬は、中庭に小さな緑を置かれたとのこと。その写真を送っていただきました。かわいいですね(笑)




MK−houseは竣工後、1年以上経ちました。リビングに置かれる予定のソファーは、まだ検討中とのこと。”竣工時は80%”の考え方でつくった住宅ですので、完成は、まだまだ先のようですね。今は85%くらいのところかな。MKさんご夫妻がネットやショップ巡りをして、楽しんでおられる様子が目に浮かびます。完成後も、ずっと家づくりを楽しむことができるのは、とっても大切ですね。

住宅の竣工後は、ソフトとしての生活スタイルだって、どんどん変化するものだから、ハードとしての住宅も変化するべきで、要するに住宅は、ずっと試行錯誤の連続なのだと思います。


一般的に、住宅をつくるときに、とかくこれもあれもと重装備になりすぎて、不必要なものまで揃えてしまうことはよくあることです。完成時に重装備になってしまう傾向は、住宅が商品化されて以来強くなってきた思っています。商品化とは、住まいを買うという感覚が主体になってきたことです。昔と言っても2,30年前までですが、住まいは買うというより、つくるという感覚が大きかった思います。

つまり買うという行為は、短い一瞬の時間で決まるから、その一瞬で全てを決めなくていけないという観念が、重装備を招くのではないかと思います。

私自身は、住宅とは、”つくるプロセス=ずっと”を楽しむものであり、マラソンのようなもので、長期的に見て80%のペース配分が必要なのだと思います。

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2002/12/09:中途半端

今日は@niftyホームページグランプリの最終審査結果、発表の日でした。

以前日記にも書きましたが、11月7日の時点で、応募4,842件の中で、第1次審査を通過したノミネート作品31作の1つに選ばれていました。

http://homepage.nifty.com/gp2002/grandprix/index.htm


結果は、次点(=BEST 13)と言うことで惜しくも入選を逃しました。でも、この1ヶ月間、事務所や友人との話のネタとして、結構楽しませていただきました。

今回のコンテストは、ある調べものをしていたときに、WEB検索を通して、全く偶然に知りました。良く内容を読んでみると、ホームページの賞としては、一番オーソライズされた賞であることが分かりました。賞金も一等が100万円と大盤振る舞い。応募するに当たり、何も作業は必要なく、ただ登録するだけで良いので、その場で気楽に応募登録しました。

少しまじめな話です。
今回、建築という狭い専門的な土俵ではなく、一般という広大な土俵の中で、ある一定の評価を受けたことは、大変光栄に思っています。これこそ、私が目指している広い幅を持った、建築や住宅の表現が少しは理解されはじめてきたのかなと勝手に喜んでいます。
(日経ネットナビの編集長から一定評価を受けて励みになっています。)
http://homepage.nifty.com/gp2002/generalcomment/index.htm


建築とは、”モノ=デザイン”というフェーズだけで見ようとする傾向にありますが、同時に”コト=ヒト”というフェーズがあることを見落としがちです。目指すべき良い建築、住宅とは、両者のバランスの取れたありかたを示すのだと思いながら、ハード、ソフト両面を視野に入れた建築デザイン活動を試行錯誤しています。

インターネットは特に後者=コトを表現するのに適したメディアだと思います。一方、前者=モノの表現は、実際に空間を実感して感じてもらうことが一番ダイレクトに伝えることが出来ます。ただしメディアとしては、写真が主体の建築、住宅雑誌などが適していると思います。結局、両者のバランスが必要なのだと思います。だから、インターネットだけでは、片手落ちだと肝に銘じてデザイン活動しています。

特に私は最近、一般住宅雑誌で流行している少し表層的な建築家による家づくりブームに危機感を感じています。多くの場合、表層デザインばかりをメディアが追うので、建築家の家づくりを、表層的にしか見ていない。だからハウスメーカーなどと、同じ土俵でしか見ていないことになるので、建築家がただ商品化しているだけではないか。そんな危惧を感じています。

さて、このコンテストを通して、最先端のホームページをいくつも拝見でき、いろんな試行錯誤を知り大変勉強になりました。今回の受賞作品の中では、私個人としては、人と人をつなぐネットワークとしてのあり方に興味があったので、準グランプリのキノミキノママが非常に印象的でした。フラットな立場の世界に点在する表現者が、ネットいう水平な関係の中で、コラボレーションを行うと言うことに非常に興味があります。

建築に置き換えると、建築家、施主、施工者(職人)が水平な関係の中で、いかにして皆で協力して”もの”をつくるかという試行錯誤に共通点を感じます。

最後に一言。今回の”@niftyホームページグランプリ次点”って結構中途半端なネーミングですよね。受賞でもないし、当然賞金もないし、かといって全く見放された訳でもなく、何か食い足りない気持ちです。(笑)
やっぱり、友人から言われた通り、酉の市の熊手をもう少し奮発しておけば良かったのかな・・・・

(次のページの一番下を見て下さい。)
http://homepage.nifty.com/gp2002/index.htm

だれか励ましのメールでも下さい・・・・・。

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2002/12/07:TN-HOUSE1年点検

先日、TN−HOUSEの1年点検に行って来ました。1年後には、すっかりTNさんご家族にフィットしているように見えました。

さて、今回の1年点検に際して、TNさんからメールをいただきました。うれしく、また楽しいメールでしたので、TNさんに御願いして公開させていただきました。


1年点検前にTNさんからいただいたメール

メールをいただいてから,返事が遅くなりまして申し訳ありません.
ときどきHPをのぞかせていただいて,お忙しいそうでお元気なご様子拝見してます.

自分もいい家を作ってもらっておきながら,他の方の建築中の家がなんとも羨ましく思えてしまうのは,大戸さんのプレゼンの上手さでしょうか(笑).

私たちは,相変わらず毎日バタバタを過ごしています.
でも,住まいを変えたことにより,駅から遠くなり,保育園から遠くなりと不便になり,家の中でのルーチンワークは厳しくなった...はずなのですが,不思議と気持ちの余裕があるのです.

洗濯室など,雑多としているものを離してもらったこと,食洗器やコンロなど便利器具の活躍なども原因ですが,気持ちのいい空間をつくってもらい,恵まれた環境で暮らしているからだと思うのです.うまく言えないのですが..



子供たちもそれぞれ大きくなり,心配していた段差は(なんどか落ちましたが..)問題なく暮らしになじんでます.特に美羽は,階段うえに仮設した柵は開けっぱなし状態で,ひとりで階段の上り下りをし,和室にはイスもっていき一番のお気に入りの場所-カウンターにのぼり,つまみ食いをしたり台所の道具を引っ張り出してきては遊んでいます.最初はあぶなくハラハラしてたのですが,落ちることもなくひとりでリビングと行き来しているので,いまでは放任状態です.

はじめての酷暑は,リビングはほとんどクーラーなしで過ごせました.確かに暑かったのですが,開けられる窓は全て開放し,子供たちは汗びっしょりでしたが,ベランダで水遊びし,お昼寝は寝室にクーラーを入れて..という毎日でした.

いつまでも暑かったように思いますが,この頃はすっかり冷え込んできて,先日は前の畑に霜が降り,真っ白になってました.空気が澄んできて,富士山がよく見え,夕焼けがきれいです.

夏の間は,富士山が見える日はほとんどなく,きれいに見えるようになってきて,「ああ一年たつんだな〜」と感じました.

〜略〜

大系舎HPの他の方の1年点検の紹介で「緑がほどよく配置され..」なんていうのを見ていると「あ〜うちは木の一本も植えてないし,家具の一つも増えてない..」なんて落ち込んだりするのですが,家具の点ではすべてが収まるように設計してもらったということで..(笑)

それでは,1年点検当日お待ちしておりますので,よろしくお願い致します.


なおTN-HOUSEの1年後の様子を掲載しています。(大戸)

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