住んでから少し時間が経過した住宅の様子を
レポーターの市川さんを通して表現しています

杉並区の木造3階建て。狭くてもインテリアを楽しみながら生活しています。
-Vol.2-
住まいを「つくる」たのしみ
- NA-house -
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8.家づくりと自己責任

 NA邸を訪ねてみて、一番強く感じたのは「自己責任」ということです。 

「1階の土間を、もう少し広くしておけばよかった」など、決して家のすべてで夫妻が大満足というわけではありません。でも、それらもひっくるめて、自分たちが決めたことだから悔いはない、といった大らかさが感じられるのです。

家を建てること、建築家と付き合うこと、それはお店で既製品を買うのとは明らかに違うことですが、それが分かっていながら、なんとなく「専門家にお任せ」になっている例は多いと思います。だから雑誌に発表される建築は「建築家の作品」になってしまうのかもしれません。

 NA邸は、大戸さんの作品であると同時に、NAさんご夫妻の作品です。しかもそれはまだまだ変化を繰り返すでしょう。まだ小さな2人のお子さんの成長とともに、家がどんな成長をしていくのか楽しみなNA邸でした。 (文:市川隆)


NA-HOUSEの出来上がるプロセスは、
<建築計画網・大系舎 HP><オンライン設計室><No.17 NAさんの場合>
を参照ください 

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