住んでから少し時間が経過した住宅の様子を
レポーターの市川さんを通して表現しています

杉並区の木造3階建て。狭くてもインテリアを楽しみながら生活しています。
-Vol.2-
住まいを「つくる」たのしみ
- NA-house -
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5.自分でつくる楽しき作業

 

NA邸には、ご主人が自分で取り付けた棚などがたくさんあります。玄人はだし、と大戸さんもオンライン設計室で書いていますが、確かに上手。そんな流れでしょうか、2階バルコニーは、1年に一度、塗りなおしをしているといいます。
「平らな面は楽なんですけど、垂直材が大変なんですよ。2本くらいやるとめげちゃう(笑)」
こんな話からも感じるのは、NAさん夫妻が家に対してとても積極的なことです。前述のデザイン性の話だけでなく、家を自分たちの暮らしやすいようにアッセンブルしていくんだ、という意志が随所に見受けられます。

たとえばキッチンの横に置かれたダイニングテーブル。もともとご主人が、そしてご主人のお父さんも学習机として使っていたものだそうですが、今は高さも幅も生活に合わせてきちんとダイニングテーブルとして使っています。それは有名デザイナーの手によるものではありませんが、家族にとって大切なもの。だから大切に使う。そんな当たり前のことが、実に自然になされているのがとても新鮮でした。

家は建築家に与えてもらうものではなく、自分たちが主役となってつくり続けていくもの。そんな気概が家全体に満ちているように感じられるのです

 

昔から使っていた学習机
 
ダイニングテーブルとして使っている

NA-HOUSEの出来上がるプロセスは、
<建築計画網・大系舎 HP><オンライン設計室><No.17 NAさんの場合>
を参照ください 

 

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