住んでから少し時間が経過した住宅の様子を
レポーターの市川さんを通して表現しています

杉並区の木造3階建て。狭くてもインテリアを楽しみながら生活しています。
-Vol.2-
住まいを「つくる」たのしみ
- NA-house -
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3.なんでも置けるキッチンカウンター

 

 NA邸の中心は2階のLDK。その中心はアイランド型のキッチンです。1階から階段を上がると、目の前に広がるのが大きなキッチンカウンター。その大きさにはちょっと圧倒されました。部屋の中央にあるこのキッチンの大きさは、長さ2m奥行90?もあります。


「広いキッチンテーブルみたいな感じにしたかったので、奥行を大きくしたんです」と大きさの説明をしてくれたご主人も、実は「料理スタジオみたいで、僕も最初は驚きました」とのこと。

  しかし「洗濯物とか読みかけの新聞とか、とにかくいろんなものが置けるのですごく便利」と奥さんがいうように、小さなスペースの大きなテーブルがとても機能的。すぐ脇のリビングで開放感を楽しみ、ここでは機能に徹したということでしょうか。

生活動線としても、北側のカウンター下にある洗濯機で洗濯し、そのまま上に干すこともできるので、実にコンパクトに家事がこなせます。

 家事は雑多なことの積み重ねであり、効率的にこなせればとても嬉しいもの。狭いスペースでも、ちょっとした数字の工夫で驚くほど便利になることを、このキッチン廻りは示してい

ます。

 ちなみにキッチンではありませんが、ご夫妻の寸法に関する会話は秀逸。
  夫「1階の押入れって奥行90だっけ」 妻「120」 夫「あ、そうそう。120あるから結構入る?」 さすがに二人ともデザイン関係の仕事をするだけあって、細かい数字にも神経が行き届いているのでした。

 

 

 

NA-HOUSEの出来上がるプロセスは、
<建築計画網・大系舎 HP><オンライン設計室><No.17 NAさんの場合>
を参照ください 

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