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住んでから少し時間が経過した住宅の様子を
レポーターの市川さんを通して表現しています

新宿区に建築された、地下室付RC構造の住宅です。 施主がピアニストであり、多くの人が集まります。 16坪の狭小地でも快適に過ごせます。
<Vol.7>
地下音楽室付/狭小RC住宅
- KT-house -
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2.エレベーター再考

 

エレベーターについては、これまで何度か紹介してきましたが、ここでは下町の建物とエレベーターという視点で、少し考えてみたいと思います。

今まで、このコーナーで訪れた、エレベーターがある家は、みんな下町というか、歴史のある都心部での計画です。

理由は簡単。都心部では敷地が細分化されている一方、容積率は住居地域などより大きいため、上に細長い形状の建物が一般的だから。
ワンフロアの面積は小さくても、3階建て、4階建てにすることによって、十分な居住面積が確保されます。


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KTさんも、「最初はこんな小さな土地に住めるとは思えなかったんですが、不動産屋さんからプランの例として4階建ての図面を見せられて、住めるかもしれないと思うようになった」と語っておられます。

こういった縦に長い建物では、エレベーターがあるととても便利。
特に、おじいちゃんやおばあちゃんが同居していたり、これから高齢期に向かおうとする住まい手の場合には、欠かせない設備となってきます。



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また、エレベーターがあることで、環境のよい上の階に生活空間があっても苦になりません。 

KT邸では、機械を動かす意味で「一日1回は使うようにしている」ほか、「重いものを3階のLDKに持って上がるときには、とっても重宝しています」とのこと。
実際にいつも使うというより、備えとしてエレベーターがあるのとないのとでは、安心感も違うと思います。

こう考えたとき、下町の建築にこそエレベーターは是非つけたい設備だと思えてきます。

なぜなら、いずれ人が住まなくなるかもしれない郊外と違って、人が集まる都心部では確実に建築が継承されていくからです。

万が一、建物を他の家族が使うことになった場合でも、エレベーターがあれば、少なくとも「段差」というバリアは解消されているのです。

誰もが使用可能なストック住居として、これからの下町の住まいに必須の設備がエレベーターなのではないでしょうか。

 

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