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住んでから少し時間が経過した住宅の様子を
レポーターの市川さんを通して表現しています

テナントビルを住宅にコンバートしたプロジェクト。住まい手が育てる家を目指し、住まい手によるDIYを積極的に取り入れました。
Vol.10
テナントビルの住宅コンバージョン
- BT-HOUSE -
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4,家づくりの最良のエッセンスとは?
 

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今回は、住まい手が設計側の人間ということで、特殊な条件と思われるプライベートな部分にはできるだけ触れないようにしたつもりですが、最後に生活空間をつくっていく上でとても大切だと感じたことを一つだけ。

森川夫妻は、結婚して数年ということですから、もう新婚さんではないかもしれませんが、かなり仲良し。「妻が」、「主人が」と少しぎこちなく語るのも初々しく、お互いに相手を信頼し、尊重しているのが、心地よく伝わってきます。そして、そんな信頼感や思いやる気持ちが、この家の空間をつくっている本質なのだと思うのです。


モルタルの床もむき出しの天井も、建築の仕様はもちろん設計者である森川さんが決めていったもの。でも、そこに置いてあるテーブルや小物などは、ほとんど奥さんが選んだものだそうです。

実は奥さんは花と緑の専門家。花の教室も主宰されていて、グリーンのコーディネートはお手の物です。

46bt_0402.jpg花や植物周辺のしつらえについても、多くの知見・経験をお持ちですから、ご主人の選んだテイストにどんなモノが合うのか、どんなグリーンが効果的か、的確な判断ができたのだと思います。
プロが二人で組んだからできること、とも言えますが、自宅ですから一方的に決めるわけにはいきません。一つひとつ、自分で選んだものがいいのか、相手も受け入れてくれるかどうか、直接相手に聞いて話し合うだけでなく、自問自答も繰り返したと思います。
そんな作業を積み重ねた結果が、この家のインテリア全体に反映されているのです。

夫婦ですからある程度似た感性はもっているでしょうが、だからこそ、相手を尊重し、また信頼する気持ちが大切になります。
自分たちが住む場をつくることは、結婚式のケーキ入刀なんかとは違う、本当の意味での二人の共同作業だったはずです。

似たようなことは一般の家づくりでも言えるはず。家族が信頼しあって、息が合っていることが、家づくりの最良のエッセンスなのだと思うのです。(文 / 市川隆)

 

 


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