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住んでから少し時間が経過した住宅の様子を
レポーターの市川さんを通して表現しています

テナントビルを住宅にコンバートしたプロジェクト。住まい手が育てる家を目指し、住まい手によるDIYを積極的に取り入れました。
Vol.10
テナントビルの住宅コンバージョン
- BT-HOUSE -
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2,インテリアってなに?
 

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「インテリア」というと、テーブルやカーテンなどが技ありの、いかにも雑誌に出てきそうなお洒落な部屋を思い浮かべるかもしれません。でも、インテリアの本来の意味は「室内空間を造形する」ことだそうです。

46bt_0202.jpg森川ハウスのインテリアは、一般的な家に比べて、はるかに建築そのものの影響を強く受けています。
2階では、上を見ればむき出しの梁と3階床となるデッキプレート、下を見れば既存の床をはがしたままのモルタルです。
この上下の素材感、存在感はとても大きく、半端な家具や小物など吹き飛ばされてしまいそうです。
だからまず、床や天井に吹き飛ばされない強さが求められたのでしょう。それが、花を入れる木箱(ちなみにオランダ製)を裏返して板材を打ちつけただけのテーブルだったり、アンティークのイスだったり、板を渡しただけのテレビ台だったり、それぞれにかなり強烈な存在感があるものたちです。そしてそれを中和するように、あちこちにグリーンが散りばめられています。
全体にモノが少ないこともあるのでしょうが、一つひとつに存在感がありながら、主張しすぎないバランスは、いわゆるザックリ系の室内空間にもかかわらず、まったりとくつろげるものとなっています。

46bt_0204.jpg森川ハウスのインテリアには好き嫌いがあるでしょう。
インテリアは個人のセンスに左右されるところが大きく、誰もが森川夫妻のようにできるわけでもありません。しかし一つだけ言えることは、空間に合わせてモノをチョイスし、空間に合わせてコーディネートをすると、一見工事中のように見える室内でも、見事に心地よい空間になるということです。
「我が家のインテリアは?」と人に見せるために気負うのではなく、「これ、かわいい?」とかモノだけを見るのでもなく、全体のバランスを考えながら、自分が自分らしくいられる飾り付けをする。それが「室内空間を造形する」ことではないでしょうか。
森川ハウスのインテリアは、飾らない二人の人柄をも表しています。(文 / 市川隆)

 

 


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